Moodleでオンライン授業の提供を実現
休校時でも授業の提供が可能に
Moodleの導入により、不測の事態に対応しやすくなりました。授業時間以外でも学生に授業に関する連絡ができ、授業と非同期型のコミュニケーションを取れるようにもなりました。
学校法人八文字学園 水戸電子専門学校様
情報処理学科 相田慎介様 様
- 導入・運用支援
- 教育機関
お客様から頂いたご要望
「コロナ禍でのオンライン授業を提供するためのツールとして、Moodleの導入を検討していました」
ヒューマンサイエンス:2020年4月にWebサイトにお問い合わせをいただき、5月に導入を完了されるまでのご支援をいたしました。eラーニング導入の背景について教えてください。
水戸電子専門学校:2020年4月は緊急事態宣言が発令され、新入生が入学した直後にもかかわらず、休校にせざるを得ない状況になりました。当時は対面による授業が中心でしたが、影響が出始めていた2月頃から、オンラインで授業が提供できるeラーニングについて情報収集を始め、御社に問い合わせをいたしました。
ヒューマンサイエンス:お問い合わせをいただいた時点から、Moodleをご指定されていましたが、その他のeラーニングシステムも検討されていたのですか?
水戸電子専門学校:はい、複数のeラーニングシステムを検討いたしましたが、
①オープンソースであり、導入費用がリーズナブル
②Web上でのマニュアルが充実している
③大学でのシェア率が高い
という理由からMoodleに決定しました。
ヒューマンサイエンス:ヒューマンサイエンスに発注を決定いただいた理由について教えていただけますか?
水戸電子専門学校:いくつかのMoodleパートナーと比較検討をしたのですが、
・問い合わせ時の対応の良さ
・学校の規模(~200名)に合わせたプランの提示があったこと
・大学での運用・保守の実績の多さ
という理由から、御社にお願いすることにいたしました。
ご提案のポイント
「不測の状況でもタイムロスなく授業を継続。教育の質を上げるための試みにも取り組んでいます」
ヒューマンサイエンス:相田先生がMoodle活用の推進を担われたとのことですが、具体的には、どのように進められたのですか?
水戸電子専門学校:教員数は15名ですが、ほとんどの教員がMoodleは初めてだったので、私がマニュアルを作り、使い方をレクチャーしました。情報処理系の教員ということもあり、習得はスムーズで、基本的な使い方を理解したあとは、自らMoodleのWebマニュアルを参照するなどして、使い方を覚えていきました。凝った使い方をするときなどは、私が調べて展開していきました。
ヒューマンサイエンス:現在、Moodleはどのようにご活用いただいていますか?
水戸電子専門学校:休校など、登校ができない状況になったときに、リモートでのオンライン学習用のツールとして最も活用しています。
いざ休校となった際、それまで行ってきた授業が中断され、そこから準備を始めてオンラインに移行していては、どうしてもタイムロスが発生してしまいます。
しかし、あらかじめ通常の授業をハイブリッドにしておくことで、休校時にもスムーズに移行できるような形態ができています。
授業は今も対面がメインですが、予習動画を見せて、授業を実施するとか、反転学習のようなハイブリッドなやり方などを模索しています。対面授業だけではできないことを模索しながら、授業の質を高める試みをしています。
ただ、これまでのやり方を全く変えてしまうと、対面授業の質が下がってしまう恐れがあるので、そこは担保しつつ、という進め方をしています。
ヒューマンサイエンス:Moodleを導入してよかった点はどういったところでしょうか。
水戸電子専門学校:突然の不測の事態に対応しやすくなったことですね。また、リモートへの移行も、影響が最小限で済んでいます。
また、授業時間以外でも学生に授業に関する連絡ができ、授業と非同期型のコミュニケーションを取れるようになった点もよかったです。
また、今日ではICTを活用した授業が、小中高でも進み、多様化しています。オンライン授業を提供する形態のひとつとして、Moodleを普段から使い、ノウハウを蓄積できています。
スマートフォンやタブレットがあれば、オンライン授業ができ、パソコンを持っていない学生も授業機会が得られるところもよい点ですね。
学校法人八文字学園 水戸電子専門学校 情報処理学科 相田慎介様
お客様からの声
「Moodleを2週間で導入でき、早い対応に助かりました」
ヒューマンサイエンス:ヒューマンサイエンスの対応はいかがでしたか?
水戸電子専門学校:4月に問い合わせをして、およそ2週間で5月には導入でき、対応が早くて助かりました。
また、使い方マニュアルの提供も助かりました。
契約前には、本来であれば有償サポートの範囲になるような質問にも丁寧に答えてもらったことも安心感を得られたことの一つでした。
「Moodleを活用したグループワークで、キャリア育成にも力を入れていきたいです」
ヒューマンサイエンス:今後の展望などございましたらお聞かせください。
水戸電子専門学校:当校では、キャリア育成の観点で、複数人でコミュニケーションを取りながら課題に取り組むグループワークを重要視しています。しかし、いまは密を避けながらのグループワークが難しい状況です。
今後は、Moodleを活用した効果的なグループワークに取り組んでいきたいと考えています。
そして、教員側にも、さらにMoodleを利用する機会を多く設け、質の高い使い方をするための働きかけをしていきたいと考えています。