教員向けMoodleヘルプデスク対応およびマニュアル制作事例
「問い合わせ対応時間が10分の1に」
繁忙期は月100時間費やしていた問い合わせ対応の対応時間を月10時間に削減。マニュアルの英語化対応、動画マニュアルの導入によって、コンテンツの整備ができ、問い合わせ数減という大きな効果を得ることができました。
東京理科大学様
学術情報システム部 情報システム課
課長 松田 様、佐久間 様
- 導入・運用支援
- 教育機関
- 改善内容
- :Moodle運用サポート
・問い合わせサポート
・使い方セミナー
・教員向け操作マニュアルの改善、翻訳
(日本語、英語版)
・動画マニュアル制作
お客様から頂いたご要望
ヒューマンサイエンス(以下HS):弊社にお問い合わせいただいた背景について教えてください。
東京理科大学様(以下TUS):コロナ禍で授業形態が変わり、特に2020年度のコロナ直後からは100%オンライン授業に変更され、課題や資料、動画等を授業の時間によらず学習できるLMS(Moodle)での非同期型の授業が増えました。
2011年よりMoodleは導入しておりましたが、このタイミングで、初めてMoodleを使用することになった教員からの問い合わせが激増し、その対応を学内の担当者で行っていました。
しかし、初歩的な問い合わせも含め、1ヵ月100件以上の問い合わせがあり、学内だけでの対応が困難になっていました。
そのため、ヘルプデスク対応が可能な会社を探すことになり、MoodleのホームページからMoodleパートナー企業であるヒューマンサイエンスを見つけ、問い合わせさせていただきました。
学術情報システム部
情報システム課
佐久間 様
ご提案のポイント
HS:弊社を採択いただいた理由について教えてください。
TUS:ヒューマンサイエンスを含めたMoodleパートナー企業3社に問い合わせを行い、比較検討いたしました。
Moodleの運用・保守というニッチな業務の中で、
・安心できる会社規模である
・大学での運用・保守の実績が何十件とある
・費用面でも条件にあった価格を提示してくれた
このような点から、ヒューマンサイエンスを採択させていただきました。
さらに、ヘルプデスク対応だけでなく、問い合わせ自体を減らすという方策の中、
・使い方セミナー(オンライントレーニング)
・マニュアルの改善、翻訳(日本語、英語版)
・動画マニュアル制作
・Moodleサーバ構築、パフォーマンス調査
等もワンストップで対応できることがわかり、依頼するポイントになりました。
学術情報システム部 情報システム課 課長 松田 様
お客様からの声
HS:工数削減や教員からの反響はありましたか?
TUS:問い合わせ対応に、忙しい時は100時間/月が、10時間に減り、工数はかなり減りました。
ヒューマンサイエンスのヘルプデスクの回答が、授業の内容に踏み込んだものとなっており、ただ問い合わせに答えるだけではなく、提案も含まれていた点がとても良かったです。
マニュアルについては、過去には、「分かりづらい」、「読みづらい」といった声が上がっていましたが、改善していただいた今は無くなりました。
元々、MoodleのマニュアルはPDFファイル形式であっため、膨大なページの中から情報を見つけにくい状況であったのですが、改訂後は、Moodleのブック機能で再構成していただけました。結果、ブラウザからオンラインで見やすい形式に改善できたので、使い勝手もよくなり、教員からのクレームも減りました。
Moodleマニュアルの英語化対応についても、以前よりリクエストがありましたが、これまできちんと対応できていなかった部分でした。今回、英語版マニュアルも用意いただくことで、初めての対応でしたが、ずっと要望されていたこともあり非常に喜ばれました。
また、動画マニュアルもしっかり活用されています。教員に見てもらえるコンテンツとして一通り整備ができ、問い合わせが減ってきたというのは、効果として大きいと思います。
HS:弊社に対しての評価、リクエストをお聞かせください。
TUS:今回Zoomにて、Moodleの使い方セミナーを実施いただきました。2時間近くに及ぶ長時間のセミナーとなりましたが、動画では見たい場所を検索できないため、参加後、後から復習のためのアーカイブとして、上手く活用するのが難しい状況でした。
このため、Moodleの機能ごとに、数分の短い動画を新たに制作してもらいました。セミナーの依頼をするときに、アーカイブ化の予定も伝え、後の活用を踏まえたご提案をいただけるとよかったかもしれませんね。
ヒューマンサイエンス担当者から
ここ昨今の新型コロナウイルス感染症の影から、既存・新規を問わずMoodleによるオンライン学習を活用したいというご要望が増えてきています。
その一環として、今回の「問い合わせサポート」のような、より効率的・効果的にMoodleを運用していただくためのサービスが求められています。
弊社では、Moodle Partnerとしての経験・知見を活かし「効果を産む」導入・運用支援サービスを提供しております。
Moodleの運用でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
2021.09.16掲載