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2017.04.27

ノウハウ

教育目的とeラーニングのあるべき姿

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    「やりなさい」と言われたから受講する。
    そういった教育が、特にeラーニングでは多く見受けられます。これでは、せっかく時間をとって受講しても、すぐに忘れられてしまわないでしょうか。
    それと同じことが、教育を提供する側でも多く見受けられます。「作りなさい」と言われたから作る。これでは、いい教育も教材もできません。

    目的の明確化

    いい教育を作るためには、教育の目的を明確にし、それを理解した上で作成すること(さらに制作者間で共有すること)が必要です。
    その上で、誰が、誰のために、どんなコンテンツを、どうやって提供するか など、人的・技術的な面を含めた計画を行います。このような「企画」と「設計」は、教育提供において最も重要な工程です。
    (受講者が、教育の目的(または学習目標)を達成するにはどうすればよいかを、よく検討する必要があります。)

    目的を達成するための学習目標

    また、目的は本来、ビジネスゴール(ビジネス課題を解決・達成すること)に結びつくべきであり、それを踏まえた学習目標を設定し、教育を企画・設計することで、受講者が学習後に学んだことを実践(「行動」)できるようにもできます。実現するためには、目的や目標を洗い出した後にも、eラーニングが適切なのか、集合研修が適切なのかといった部分から再定義を検討する必要があります。
    同時に、どのようにすれば行動してくれるのか、綿密な計画と設計が必要です。

    最後に

    教育実施の目的は「提供」ではなく「目標達成」であること。これは、私たち教育提供者が、常々思い起こさなくてはいけない課題です。
    このような、教育・教材の企画設計のポイントをお伝えするセミナーも実施しています。
    ぜひ、お気軽にお声がけください。

    立野 慶吾

    執筆者:

    立野 慶吾
    教育ソリューション部 コンサルティングユニット
     ・研修講師・Webデザイナー等を経験
     ・教育設計・eラーニング開発等に従事
     ・ラーニングデザイナー(eLC認定)
     ・ATD International Professional Member

    お問合せ先:

    電話番号 : 03-5321-3111
    hsweb_inquiry@science.co.jp

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