「セクシャルハラスメント防止研修」eラーニング教材作成
学校法人沖縄科学技術大学院大学学園(OIST)
- 教材作成
- 教育機関
- 導入の目的
- :研修の効率化
- 改善手段
- :eラーニングによる規則周知
お客様から頂いたご要望
2014年6月にヒューマンサイエンスのWebサイト問合せフォームより「セクシャルハラスメント防止研修」eラーニング教材作成お問い合わせをいただきました。
沖縄科学技術大学院大学様(以下、OIST様)は2011年に設立された、沖縄県国頭郡恩納村にある5年一貫性の博士課程を置く大学院大学です。
神経科学、数学・計算科学、化学・分子科学、環境・生態学、物理科学に大別される5分野で学際的な研究・教育を行っています。
教職員向けに座学で「セクシャルハラスメント防止」の集合研修を行っていましたが、 職員の増加に伴い、効率の面からeラーニングを実施にすることになり、教材作成会社を探していました。
OIST様の教職員の半数以上は外国籍です。
「セクシャルハラスメント」について、学内での規則を十分に周知するとともに、日本の組織に属する上で、法律における定義等についても理解してもらう必要がありました。
教材の作成要件として、下記項目の提示をいただき、eラーニング教材の構成・デザイン等をご提案いたしました。
【要件】
・OISTが提供する素案を基に、コンテンツを作成する。ただし、素案はWord資料であるため、e ラーニングコンテンツとするためには、それに見合った企画、作成が必要である。
・素案の内容を十分に理解し、具体的な見せ方(デザイン、レイアウト、動作等)をOISTに提案する
・OISTの役員及び教職員の半数が外国人であることから、コンテンツは日本語及び英語での両方が必要である。
ご提案のポイント
Point01.
明快な展開
受講者の理解の流れに合わせた「一般→詳細」「易しい→難しい」という順序になるよう、eラーニング用の目次を構成。
さらに、学習を支援するために効果的な授業構成である【導入】【展開】【まとめ】の3つの分類を取り入れました。この3段階をセクションの基本構成とすることで、学習をスムーズに進行させる仕様としました。
Point02.
受講者を惹き付ける、メリハリのある内容
「教材を見るだけ」ではなく、セクハラについて受講者の「気づき」を促すよう、「意識チェック」ページをご提案。
wordの資料から、写真を用いて臨場感のあるシーンをご提案
意識チェックページ
お客様からの声
今回は5社での価格/評価選定でしたが、最終的にはヒューマンサイエンスへの発注が決定いたしました。
・コンテンツ内からPDFを参照できるなど、教材としての工夫に特長があること
・教材として一方通行ではなく、随所に双方向の使い方が提案されていたこと
・担当者の体制および役割が明確に示されており、信頼感があったこと
・金額も想定範囲内で、納期も仕様書の要件を満たしていること
実際に制作進行中は、ナレーションの増加など、当初の予定からの変更が発生することもありましたが、最後までスムーズに対応してくださいました。
今回、ご一緒出来ましたことに感謝申し上げます。
ヒューマンサイエンス担当者から
詳しい資料もご支給いただいたうえでのご提案だったため、内容、受講者、利用イメージなどを具体的に考案してお伝えしました。
集合研修からのeラーニング化ということで、eラーニングによる教育効果が最大限に発揮されるご提案を心がけました。また、外国人受講者が多いという前提も考慮してビジュアルも重視し設計を行いました。
制作が始まってからは、OISTご担当者様や、他のeラーニングを受講したことのある受講生の声を反映し、仕様について細かい工夫が加えられました。
セクシャルハラスメントというセンシティブな内容についての教育であるため、誤解を生むようなことがないよう、入念にチェックしながらの制作でした。
事例写真撮影の際は、ご担当者様のアイデアで出演者の衣装をかりゆしウェアにするなど土地柄も取り入れ、OIST様ならではの教材となったと考えております。
本教材が、OIST様における職員教育の一助となれば幸いです。
2017.04.21掲載