2026.06.12
Vyond新機能のご紹介(2026.6)

2026年5月、Vyondで複数の機能アップデートが実施されました。今回のアップデートでは、AI音声の強化や、制作効率を高める編集機能の改善など、実務に直結するアップデートが数多く含まれています。特に注目したいのは、ElevenLabsとの連携による音声の多様化や、プロンプト文字数の拡張、そして一括編集機能の追加といった「制作スピードと品質を同時に高める」改善です。これにより、これまで以上に短時間で高品質な動画制作が可能になります。このブログでは、Vyondの新機能をご紹介します。
新機能① AI音声関連のアップデート
AI音声機能が大きく強化され、より多彩で自然な音声表現が可能になりました。ナレーションやキャラクター表現の幅が広がることで、コンテンツの品質の向上だけでなく、用途の拡張にもつながります。
ElevenLabsの新しい音声追加
「ElevenLabs V3」の合成音声が、150種類以上追加されました。このアップデートで、選択できる音声バリエーションが大幅に増加し、用途やシーンに応じた最適な声を選びやすくなっています。例えば、企業のプロモーション動画では信頼感のあるナレーションを、eラーニングでは聞き取りやすい標準的な音声を、キャラクター動画では個性のある声を使い分けるなど、目的に応じた柔軟な表現が可能になります。
Vyondで作成できる音声サンプル
ElevenLabs V3
読み上げる文章に合わせた感情表現が可能です。
Gemini 2.5 Pro
トーンや感情表現などを文章で指示(Instructions)することが可能。(設定したInstructions:前半は好天を喜ぶ雰囲気で、後半はやや悲しげに。)
従来音声
感情設定などはできずシンプルな読み上げ。

ElevenLabsおよびGeminiの合成音声機能は、Enterpriseプラン及びAgencyプランでのみ使用できます。
新機能② 制作効率を向上させる編集機能
複雑化しがちなシーン構成や音声調整に関する作業負荷を軽減し、よりスムーズな動画制作を実現できるようになりました。
アセット表示/非表示の切り替え
シーン内のアセット(キャラクターやオブジェクトなど)の表示・非表示を切り替えられるようになったことで、編集時の視認性が大きく向上しました。これまで複数の要素が重なるシーンでは、目的のオブジェクトを探したり選択したりするのに手間がかかる場面もありましたが、不要なアセットを一時的に非表示にすることで、作業対象を明確にできます。特に、レイヤー数の多いシーンにおいては、全体の整理がしやすくなり、編集ミスの防止や作業スピードの向上にもつながります。

音声設定の一括編集
音声に関する設定をまとめて変更できる一括編集機能が追加されました。これにより、従来は個別に行っていた調整作業を、効率的に処理できるようになります。例えば、これまで、シーンごとに設定を変更する必要があり、シーンの数が多く、動画の尺が長くなるほど調整工数が大きくなっていました。しかし、一括編集を活用することでこれらの手間を大幅に削減できます。また、全体のトーンを揃えたい場合にも有効で、品質の均一化にも寄与します。

新機能③ AI生成のアップデート
AIを活用した動画生成の精度がさらに高まりました。特に、指示内容の表現力やビジュアルの統一性に関する機能が強化されており、より意図に沿ったコンテンツ制作が可能になっています。
プロンプト文字数が4,000文字に拡張
アバターや画像を生成するときの指示をより詳細に記述できるようになりました。これにより、生成されるコンテンツの精度や品質が大きく向上します。結果として、初稿の完成度が高まり、修正工数の削減にもつながります。
画像生成時のスタイルに関するプロンプト例
今回のアップデートで、画像を生成するときの、スタイルに関するプロンプト例がいくつか紹介されました。このプロンプト例を参考にすることで、画像全体のビジュアルに一貫性を持たせやすくなります。これまで、テキストから画像生成を行うと、出力する度に、雰囲気が異なる画像が生成されることがありました。しかし、スタイルに関する指示をプロンプトとして詳細に記述することで、視覚的な統一性を図ることができ、コンテンツ全体の完成度向上が期待できます。
新機能④ その他の機能
Vyondコミュニティサイトの開設
世界中のクリエイター、コミュニケーター、イノベーターが、一つの共有スペースに集結できるようになりました。Vyondコミュニティを利用すると、以下のコンテンツにアクセスできます。
Vyondコミュニティサイト
翻訳機能の拡張
新たに20以上の言語が追加され、さらに多くの言語で自動翻訳できるようになりました。
自動翻訳機能は、Professionalプラン、Enterpriseプラン及びAgencyプランでのみ使用できます。
まとめ
今回のアップデートは、コンテンツの表現力を高めるだけでなく、動画制作にかかる「工数の削減」と「クオリティの均一化」を同時に叶える内容となっています。Vyondの新機能を活用すれば、より魅力的で効果的な動画を、これまで以上に効率的に制作できるでしょう。
ヒューマンサイエンスでは実写動画だけでなく、アニメーション動画制作の実績が多数あります。また、Vyondによるアニメーション動画制作代行サービスも提供しており、2023年にVyondの認定リセラーとなりました。ヒューマンサイエンスを通してVyondを導入するメリットをご紹介します。
■サポートの充実
購入前後の手続きサポートはもちろん、トレーニング講座のご提供、Vyond提供元とのやり取り(英語)や、お客様のご要望に対する教育コンテンツの提案から制作までをサポートできます。
■eラーニング制作の実績が多数あり
ノウハウを活かした効果的なアニメーション制作代行もVyondに限らず、これまで多くの実績があります。
アニメーション動画を利用した教育コンテンツの充実は、今後さらにその必要性を増していくと考えています。それに比例して、今後も様々なアニメーション動画制作ツールが登場し、その機能も充実していくと予想できます。AIの活用も進みます。そのような状況の中で、Vyondはアニメーション教材作成に最適なツールとして、世界中でさらに活用されていくことでしょう。この有用なツールを、さらに多くの企業様で活用いただくため、ヒューマンサイエンスでは、2週間の無料トライアルを実施しています。お気軽にご相談ください。
また、ヒューマンサイエンスでは、教育コンテンツの内製支援からアニメーション動画や教材の制作代行まで、教育コンテンツに関連する様々なサービスを提供しています。ぜひご相談いただければと思います。Vyondを利用した制作はもちろん、それ以外の様々なツールにも対応しています。
さらに、ヒューマンサイエンスでは、様々な製品やサービスのマニュアル制作の実績も多数あります。その中にはマニュアルに付随するものとして製品やサービスの紹介動画や、ユーザー教育コンテンツの制作実績もあります。このようにマニュアルやトレーニングテキストの提案・制作から、教育コンテンツの提案・制作まで、ワンストップでの対応も可能です。お気軽にご相談ください。













