2025.03.05
2026.06.12
社内研修にeラーニングを採用するメリットは? 課題やeラーニング研修の成功ポイントもご紹介

社内研修にeラーニングを採用する企業が増えています。その背景には、学習者が自分のペースで学ぶことができる効率性や、時間や場所を選ばない柔軟性といった多くのメリットがあります。そんなeラーニングの学習効果を最大限に引き出すためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
今回は、eラーニングを社内研修に取り入れることで得られるメリットや活用する際の課題、さらに教材を作成するための有益なツールに関する情報など、詳しくご紹介します。効果的な社内研修の実現に向けて、ぜひお役立てください。
1. eラーニングとは

まずはeラーニングについて、その概要を押さえておきましょう。
●eラーニングとは
eラーニングとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの電子デバイスを使用し、インターネットを通じて学びを得る学習形態のことです。「e」はelectric(電子的な)、「ラーニング」はlearning(学習)を意味します。
eラーニングは、オンラインのコースやトレーニングプログラムを利用することが一般的です。学習者はコンテンツにアクセスし、都合のよい時間や場所で、自分のペースで学習を進めることが可能です。一度きりの講習会とは違い、何度でも繰り返して学習できることも利点です。さらに、eラーニングはインタラクティブな要素を組み込むことができるため、学習効果や参加率、完了率の向上を図れるというメリットもあります。
●eラーニングが活用される背景
eラーニングは、学校教育や企業研修などさまざまな分野で活用されています。オンライン大学や専門学校、企業の内部研修プログラムなどがその例です。その活用の背景には、通信環境の向上や電子デバイスの普及が挙げられます。また、新型コロナウイルスの流行により、ここ数年は自宅で学習できるeラーニングの需要が急増しました。
2. 社内研修にeラーニングを採用するメリット

ここでは、eラーニングを導入することで得られる具体的なメリットを解説します。
〈メリット.1〉時間と場所を選ばない
eラーニングは、インターネット環境さえあれば、場所や時間を選ばずに受講が可能です。リモートワークが普及した現在では、従業員一人ひとりが自分のペースで学習を進められる環境へのニーズも高まっています。したがって、eラーニングは企業にとって欠かせない教育手段となりつつあります。
〈メリット.2〉研修会場や講師の手配、資料配布が不要
従来型の社内研修では、会場の確保や講師のスケジュール調整、紙ベースの資料配布など、多くの準備が必要でした。一方でeラーニングはこれらをデジタルで完結できるため、運営にかかる手間を大幅に削減できます。さらにコスト削減にもつながり、企業の負担が軽減されます。
〈メリット.3〉自発的な学習の促進
eラーニングは、学習者が自らのペースで学ぶことができ、繰り返し学習も自由です。必要に応じていつでも学べる環境が用意されていることで、自発的な学習の促進につながります。
〈メリット.4〉教材の修正やアップデートが容易
定期的な法改正や業界トレンドの変化などに、タイムリーに対応する必要がある教材については、特に、eラーニングにメリットがあります。従来型の研修では新たな資料の印刷や再配布にコストや手間が必要です。しかし、eラーニングではシステム内のデータを変更するだけで最新情報をすぐに反映できます。
〈メリット.5〉研修品質の均一化が可能
集合研修の場合、講師のスキルや教え方にばらつきが発生するケースがあります。しかし、eラーニングはすべての受講者が同じコンテンツを利用するため、“教育の品質”を均一化できます。
このように、eラーニングには多くの利点があります。従業員の多様な働き方に対応しながら、効率的にスキルアップを支援できるeラーニングは、企業の社内研修における重要な選択肢となっています。
3. 社内研修にeラーニングを採用するデメリット

前の章では、社内研修にeラーニングを取り入れることのメリットを解説しましたが、本章では、考慮すべきデメリットについても触れていきます。
〈デメリット.1〉管理者にITリテラシーが求められる
eラーニングの運用には、LMS(学習管理システム)の操作やトラブル時の対応など、一定のITスキルが必要です。担当者が慣れていない場合、運用開始までに時間がかかったり、円滑な運用ができなかったりする可能性が出てきます。
〈デメリット.2〉システムや教材の導入にコストがかかる
システムの導入費や教材制作費などの初期投資が発生します。長期的にはコスト削減につながりますが、短期視点では負担が大きく感じられることもあるでしょう。
〈デメリット.3〉対面研修と比べると、双方向性やコミュニケーション面が劣る
対面研修と比較して、質問やディスカッションなどのリアルタイムなやり取りが難しいケースがあります。
〈デメリット.4〉受講者のモチベーション維持が課題
eラーニングは「いつでも、どこでも学べる」という自由度が高い反面、自主的に学ぶ姿勢が求められます。特に忙しい業務の合間では、学習が後回しになってしまうシーンも見受けられます。
〈デメリット.5〉学習環境の整備が必要
パソコンやタブレットなどのデバイスや、安定したネット環境がなければ、eラーニングの効果は十分に発揮されません。
eラーニングには多くのメリットがある一方で、導入・運用には環境整備や運用面での工夫も欠かせません。自社の状況に適した方法を選び、デメリットを最小限に抑えるようにしましょう。
4. eラーニングが得意な領域・ケース

eラーニングを研修に取り入れる際、その効果を最大限に発揮するためには、最も活用できるシーンを理解しておくことが重要です。ここでは、eラーニングが得意とする領域と、導入に適したケースについて詳しく解説します。
〈eラーニングの得意な領域〉
1. 聞かせて学ばせる
eラーニングは音声や映像を使って情報を伝える研修に適しています。講師の説明を聞いたり、複雑な工程を図説で把握したりするなど、聴覚と視覚を同時に刺激することで理解や記憶の定着を促します。
2. 実演を見せて学ばせる
何かの動作や手順を示す研修にも向いています。例えば、先輩社員や講師によるお手本の動きを録画し、それを視聴することで具体的な学びが得られます。さらに動画やアニメーションを活用することで、実践的な内容をより分かりやすく伝えることも可能です。
一方で、eラーニングは、以下のような手法を必要とする学習には課題があります。
・受講者同士で話し合ったり、アイデアを出し合ったりする学習
・体験を通じて実践力を磨く学習
・他者への共有や質問を通じて理解を深める学習
これらを取り入れる場合は、eラーニングだけで完結するのではなく、ハイブリッド式の研修を検討すると良いでしょう。たとえば、概要や前提となる知識をeラーニングで予習した後、オンラインディスカッションの機会を設ける、グループワークを組み合わせる、受講後のテストを再度eラーニングで実施するといった形が考えられます。
〈eラーニングが最適なケース〉
1. リモートワークなど複数の場所で従業員が業務を行うケース
リモートワークが浸透している現代では、従業員がそれぞれ異なる場所で勤務していることが一般的です。eラーニングであれば、場所を問わず一貫した内容の研修を提供できるため、地理的・物理的な制約も克服できます。
2. 学習進捗をしっかり把握したいケース
eラーニングでは、一人ひとりの学習進捗や理解度をシステム上で正確に把握できます。これにより、受講漏れや学習の遅れを防ぎ、研修の効果をしっかりと確認することが可能になります。
このようなeラーニングの特長や強みを活かすことにより、eラーニングは効果的かつ効率的な社内研修のツールとして役立ちます。
5. eラーニングが最適な研修例

前章では、eラーニングが得意とする領域や活用に適したケースについて解説しました。ここではさらに踏み込んで、実際にeラーニングが特に効果を発揮する“研修の具体例”を紹介します。研修テーマや対象者によって、どのような場面で活用できるのかをイメージしながらご覧ください。
〈全社向け研修〉
例:コンプライアンス研修、情報セキュリティの基礎教育、ハラスメント研修、メンタルヘルス研修
法令遵守や社内ルールの周知など、全従業員が共通して理解すべき内容にはeラーニングが最適です。全社に一律で教育を行えるうえ、受講履歴を記録・管理しやすいため、教育の実施証明や監査対応にも活用できます。
〈新人研修〉
例:Microsoft Office研修、ビジネスマナー研修
基本的な業務スキルや社会人としてのマナーなど、繰り返し学ぶことが求められる学習内容は、eラーニングとの相性抜群。進捗状況に合わせて自分のペースで学習できるため、学びの定着を図りやすいのもメリットです。
〈接客・商品研修〉
例:新商品情報の共有、接客マナー、セールストーク研修など
多店舗展開している企業や営業拠点が多い組織にとって、情報をスピーディーに全従業員へ届ける手段としてeラーニングは有効です。動画やシナリオ形式での演出を取り入れれば、実際の現場をイメージしながら、より実践的な知識が身につきます。
〈集合研修や実技研修のテスト〉
対面での研修や実技指導を補完する形で、eラーニングを活用したテストや復習コンテンツを組み合わせることで、学習内容の定着度を高めることにつながります。受講後のフォローアップや再テストにも適しており、研修効果の可視化にも役立ちます。
一度に多くの人々へ、同一の内容を、安定したクオリティで届けられる。それがeラーニングの強みです。テーマや対象者に合わせて上手に活用すれば、学習効果や効率化の向上が期待できます。
6. eラーニングを社内研修に取り入れる際の成功ポイント


ここではeラーニングを社内研修に取り入れる際の、成功のポイントを具体的に解説します。
〈ポイント.1〉最適な研修内容を見極める
eラーニングが得意とする領域を理解し、適切な研修内容を選定することが成功への第一歩です。前述の通り、理論や知識を学ぶ研修にはeラーニングが最適ですが、実技や実践が必要な場合は対面形式の研修と組み合わせることを検討しましょう。一例として、接客や営業スキルの研修では事前にeラーニングで基礎知識を学び、その後、ロールプレイや実技指導を行うといった“ハイブリッド形式”がおすすめです。
〈ポイント.2〉モチベーションを促進し、学習者が孤立しない仕組みをつくる
eラーニングは個人学習がメインとなるため、学習者が孤立しない環境を整えることが大切です。次のような機能を備えたシステムを導入することで、モチベーションを維持しつつ教育効果の向上も期待できます。
■フォローアップ機能:進捗管理やリマインダーで受講者をサポートする
■自動採点機能:学習の理解度を即時に確認することができる
■レビュー機能:学習者からのフィードバックを受け取る仕組みを介してアップデートし、教材の質を高める
■コミュニティ機能:学習者同士がコミュニケーションを図れる場を提供
これらの仕組みを活用することで、学習者が学びを継続しやすくなり、孤立感の軽減につながります。
〈ポイント.3〉教材を手軽に作成するツールの導入
eラーニング導入の成功は、教材のクオリティに左右されると言っても過言ではありません。しかし、高品質な教材を作成するには時間やコストがかかることもあります。そのため、手軽に教材を作成できるツールを活用することをおすすめします。
eラーニング作成ツールに関しては以下のブログで詳しく解説しています。
>eラーニング教材作成の強い味方「eラーニング作成ツール」
これらのポイントを押さえることで、eラーニングを導入した社内研修の学習効果を最大限に引き出しやすくなります。
7. eラーニング教材作成におすすめのツール「iSpring Suite」のご紹介

ここでは、代表的なeラーニング作成ツールである「iSpring Suite」について、簡単に解説します。自社でeラーニング教材を制作されることを検討されている場合には、ぜひご検討ください。
〈iSpring Suiteとは〉
iSpring Suiteは、eラーニングコンテンツを手軽に作成できる「オールインワンツールセット」です。専門的な知識がなくても、PowerPoint環境で操作できるため、初心者でも容易に操作することができます。
〈iSpring Suiteのメリット〉
■PowerPointとの連携
PowerPointで作成した資料をベースに、オリジナルの教材をスムーズに作成できます。
■インタラクティブな要素の追加
クイズや動画、シミュレーションなど、インタラクティブな要素を簡単に組み込めます。
■マルチデバイスに対応
作成したコンテンツはPCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも閲覧が可能。モバイル配信にも対応しています。
もっと詳しく知りたい方は、こちらのiSpringについての記事を御覧ください。
>eラーニングブログ - iSpring | eラーニング by ヒューマンサイエンス
8. まとめ

eラーニングは、時間や場所を選ばずに学習できる利便性や、コスト削減、研修の品質を均一化できるなど、企業にとってメリットが多い学習スタイルです。そんなeラーニングの学習効果を高めるためには、適切な教材の準備がカギとなります。
質の高い教材を作るためには、iSpring Suiteのようなeラーニング作成ツールの活用をお勧めします。iSpring社認定のリセラーであるヒューマンサイエンスでは、iSpring Suite をはじめとするiSpring社製品の導入や運用、さらに作成代行まで、幅広くサポートしています。
「eラーニングを導入してみたい」、「iSpring Suiteをもっと知りたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。“成功する社内研修づくり”を全力でサポートいたします。
サービスの詳細はヒューマンサイエンスのサイトからご確認いただけます。
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