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2025.02.28

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iSpring SuiteとiSpring Suite Maxを比較!違いとおすすめユーザーを解説

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    eラーニング教材制作サービス

    iSpring SuiteとiSpring Suite Maxは、どちらもeラーニング教材の作成に役立つ、オールインワンのツールセットです。これらは似た機能を有するものの、詳細な機能やサポート体制などに違いがあり、ニーズに応じた使い分けがポイントとなります。
    今回のブログでは、それぞれの機能や費用面の違い、おすすめのユーザーなどを詳しく比較していきます。ぜひ、導入の参考になれば幸いです。


    1. 教材作成の心強い味方、iSpring製品シリーズ

    iSpring SuiteやiSpring Suite Maxは、米ソフトウェア会社であるiSpring社が提供するiSpring製品シリーズの一つです。

    iSpring Suiteを使うと、専門的なプログラミングやデザインの知識がなくても、質の高いeラーニング教材を簡単に作成することができます。普段使い慣れたPowerPointを活用できるので、初心者の方にも使いやすい点がメリットです。

    iSpring Suite Maxは、このiSpring Suiteをベースに、クラウドでの共同作業やコンテンツ管理機能が加わった高機能バージョンです。iSpring Suite Maxを使えば、クラウド上で教材を保存したり、チームメンバーとリアルタイムで編集やフィードバックを行うことが可能になります。

    過去のブログで詳しく解説していますので、以下からご確認ください。

    iSpring Suiteとは?特徴・価格・導入メリットを紹介
    iSpring Suiteの特徴とは? ~メリット・デメリット、活用例をご紹介!~

    2. iSpring SuiteとiSpring Suite Maxの比較

    iSpring SuiteやiSpring Suite Maxは多くの企業で活用されていますが、いざ導入を検討する際に、それぞれの違いが気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、iSpring SuiteとiSpring Suite Maxの機能差や価格差をわかりやすく比較表にまとめました。

    ●機能面

    この表は、iSpring SuiteとiSpring Suite Maxについて、主な機能を比較しています。

    iSpring Suiteは、動画やクイズなどのインタラクティブな要素を追加したり、音声やナレーションの録音、HTMLやMP4への変換など、PowerPoint環境でeラーニング教材を作成するための基本的な機能をカバーしています。

    一方、iSpring Suite Maxは、iSpring Suiteのすべての機能にプラスして、クラウド上での管理や共同編集といった複数人で操作する際に役立つ機能が追加されています。また、90,000点以上のテンプレートやキャラクターを利用したり、「キャラクタービルダー」を使って手軽にカスタムキャラクターを作成することも可能です。

    〈iSpring Suite Maxに追加されている主な機能〉

    iSpring Cloud
    ・作成した教材やコースをオンライン上で共有、配信、管理できるクラウドサービス

    Text to speech
    ・テキストから自然なナレーションを生成できる音声読み上げツール

    Content Library
    ・90,000点以上の素材が用意されておりテンプレートや画像が使用可能なライブラリー 
    ・カスタムキャラクターの作成や編集も可能

    ●価格面

    1ライセンスを1年間契約した場合、iSpring Suiteは約770ドル、iSpring Suite Maxは約970ドルと、200ドルの差があります。しかし、上記で紹介したiSpring Suite Maxの機能性・利便性を考慮すると、わずか200ドルを足すことで、より高品質な教材作成やフレキシブルなチームでの利用が実現できます。
    総合的に見るとiSpring Suite Maxの方がコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

    3. iSpring SuiteとiSpring Suite Maxのおすすめユーザー

    ここまでiSpring SuiteとiSpring Suite Maxの機能や価格の違いについて述べてきましたが、この章では、それぞれ、どのような方にお勧めなのか、解説します。

    ●iSpring Suiteがおすすめのユーザー

    (1)他にもツールを使っている/利用したい機能が限られている
    iSpring Suiteは基本的な教材作成機能を備えているため、たとえば音声合成ツールをお使いになっているなど、別途素材や一部機能を補っている場合は、iSpring Suiteがあれば必要充分かもしれません。利用したい機能が限定的であれば、iSpring Suiteの方がコストパフォーマンスがよいでしょう。

    (2)チームで協働していて、利用したい機能が限定的
    チームで協働する必要がある場合でも、頻繁な教材の更新が不要だったり、クラウド上での同時編集機能が不要であれば、iSpring Suiteの機能があれば十分活用できます。

    (3)ナレーションは人間の声で録音することが多い
    iSpring Suiteにはマイクなどのデバイスを使って音声を録音したり、あらかじめ録音したナレーション素材を読み込むことで教材を作成できます。音声合成機能を使うことがなければ、iSpring Suiteで十分なパフォーマンスを発揮できるでしょう。

    (4)イラストなどの素材を別途用意している
    イラストなどの素材を別途用意している場合、素材ライブラリの必要性は高くないため、追加費用をかけてiSpring Suite Maxを選ぶ必要はなさそうです。

    ●iSpring Suite Maxの選択がおすすめのユーザー

    (1)利用するツールを絞りたい
    iSpring Suite Maxは、教材作成に必要な多くの機能を有しているため、他の外部ツールに頼ることなく、教材の作成から共有、コラボレーションまで一貫して行えます。これにより、複数のツールを切り替えたり使い分けたりする手間がなくなり、制作効率も向上します。

    (2)制作担当者が複数の役割を担っている
    デザイン、テキスト執筆、音声録音・編集、キャラクター作成など、iSpring Suite Maxには多岐にわたる機能が備わっているため、制作担当者が複数の役割を兼務する場面でも大いに役立ちます。

    (3)音声合成機能を使いたい
    iSpring Suite Max は、テキストを追加し、言語と音声の種類を選択するだけで、自然な音声に変換することが可能です。特にナレーション収録に充てる時間やリソースが限られる場合には、こちらの機能を活用することで効率よく音声を追加できます。

    (4)イラストなどの素材が必要
    キャラクターや背景など、豊富なイラスト素材ライブラリが自由に使えるのもiSpring Suite Maxの魅力の一つです。別途素材を用意しなくても、すぐに多種多様なグラフィックを利用できるので、高品質な教材をスムーズに作成できます。

    このように、iSpring Suiteは、シンプルな機能で効率的に教材を作成したい個人ユーザーや小規模なチームに向いています。一方のiSpring Suite Maxは、クラウドでの共同編集が可能なので、より高度な機能をスタッフ同士で利用したい、中・大規模なチームに適しています。もちろん、限られたリソースで制作を完結させたい場合にもお勧めです。
    どちらかを選ぶ際には、それぞれの機能性や価格はもちろん、チームの規模やコンテンツ管理の必要性を考慮することも大切です。

    4. まとめ

    iSpring SuiteとiSpring Suite Maxは、どちらも優れたeラーニング教材作成ツールですが、利用する目的やニーズに応じて選ぶべきタイプが異なります。

    選定に迷われた際は、iSpring社認定リセラーであるヒューマンサイエンスに、ぜひお気軽にご相談ください。これまで数多くのお客さまにiSpring社製品を販売・ご提案してきた経験とノウハウをもとに、専門知識を持つスタッフが最適な選択をお手伝いします。

    製品のご購入や導入支援だけでなく、ご購入後の教材の作成代行やテクニカルサポート、使い方セミナーの開催など、幅広いサポートも行っていますので、初めてeラーニング教材を作成する方も安心してお任せください。

    サービスの詳細はヒューマンサイエンスのeラーニングサイトからご確認いただけます。
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