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2024.08.15

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iSpring Suiteの特徴とは? ~メリット・デメリット、活用例をご紹介!~

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    iSpring Suiteの特徴とは?~メリット・デメリット、活用例をご紹介!~

    これまでも、iSpring Suite / Suite MAXについて、何度かご紹介してきました。
    改めて、端的に述べるとしたら、どのようなツールなのでしょうか。
    また、デメリットを挙げるとしたら、どんなところでしょうか。
    今回は、iSrping Suite / Suite MAXの概要を捉えていただくことを目的に、お伝えしていきます。
    なお、ここではiSpring Suite MAXについてご説明していきます。


    1.iSpring Suite MAXとは?

    iSpring Suite MAXとは?

    iSpring Suite MAXとは、
    「eラーニングコンテンツを作成するためのオールインワンツールセット」
    です。

    ●コンテンツの開発体制をシンプルにできる

    eラーニングコンテンツを作成するための、標準的な体制を挙げてみます。
    ●ディレクター(プロジェクト全体を進行したり方向性を決めたりする監督)
    ●ライター(原稿執筆)
    ●デザイナー(画面デザイン)
    ●イラストレーター(イラスト作成)
    ●ナレーター(ナレーション音声作成)
    ●サウンドエンジニア(音声の編集・整音)
    ●プログラマー(スクリプト作成)
    ●オーサリングソフトのオペレーター(教材の仕上げ)
    ●SCORM技術者(LMS向けスクリプト作成)
    ●チェッカー・・・・

    ざっと挙げただけでも、それなりの体制が必要なことがわかりますね。
    さらに、場合によっては、監修者、カメラマン、映像出演者などが必要なこともあります。

    iSpring Suite MAXには、これらの大部分をカバーできる機能や素材が揃っています。つまり、ユーザー1名ですべてを完結することも可能です。

    役割 iSpring Suite MAXの機能、コマンド
    ディレクター
    ライター
    デザイナー スライドテンプレート、プレーヤー
    イラストレーター キャラクター、背景、オブジェクト、アイコン
    ナレーター テキスト音声合成
    サウンドエンジニア テキスト音声合成、編集機能
    プログラマー スライドプロパティ、クイズ、インタラクション、対話シミュレーション
    オーサリングソフトのオペレーター PowerPoint、iSpring Suite MAX
    SCORM技術者 公開
    チェッカー

    しかも、iSpring Suite MAXなら、使い慣れたPowerPoint環境を利用できる点も大きな魅力です。

    ●スピーディーな開発が望める

    これらの特徴は、スピーディーな開発が可能ということでもあります。
    原稿さえできていれば、必要な素材や機能を選択し、設定していくだけで、数時間以内にeラーニング教材を完成させることもできます。
    クイズ(テスト)や対話型シミュレーションなど、インタラクティブ性のある要素も、特にプログラミングのスキルがなくても、メニューを選択していくだけで加えることができます。

    もちろん、モバイルコンテンツやオフラインでの閲覧にも対応しています。
    書き出し時の設定を変えることで、閲覧環境別に教材を生成できるので、ワンソースで効率よく運用できます。

    iSpring Suite MAXを使ったコンテンツ制作については、下記も合わせてご覧ください。
    iSpring Suiteとは?eラーニング作成ツールでコンテンツ作成を手軽に行う

    2. iSpring Suite MAXのメリットとデメリット

    iSpring Suite MAXのメリットとデメリット

    iSpring Suite MAXのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

    ●メリット

    iSpring Suite MAXのメリットは、先に挙げたような簡便性にあります。
    ●専門的な知識やスキルがなくても、コマンドや素材を選択していくだけで、eラーニングコースを完成させられる
    ●使い慣れたPowerPointのインターフェースを利用できる
    ●インタラクティブ性やナレーション付きなどリッチコンテンツもコマンド選択で作成できる
    ●eラーニングコースの各形式(SCORM、HTML5、MP4等)への変換がワンクリックでできる
    ●モバイル環境に対応している
    ●各国語による音声合成機能により複数言語のナレーション音声を作成できる

    ●デメリット

    では、デメリットはどのような点でしょうか。

    まず、ご利用いただくには前提となる条件があります。
    お使いの環境に、デスクトップ版のPowerPointがインストールされている必要があります。クラウドベースのPowerPoint環境ではお使いいただけません。
    また、iSpring Suite MAXの機能を十分に使いこなしていただくには、PowerPointの操作をひととおり理解していることが望ましいでしょう。

    また、PowerPointの機能を超えるような複雑な構造の教材は作成できません。
    たとえば、スライド上で何かを選択させるような場合を考えてみましょう。選択肢によって次に表示されるスライドを変えることは可能です(分岐)。
    ここから、分岐前のスライドに戻って、再度選択する、という操作を行う際、教材側で操作の履歴を持つことはできません。
    つまり、選択肢(1)を選択して分岐し、出題画面に戻ったとき、図の「A」のように、(1)を選択した、という履歴は保持できません。そのため、単純に戻るようリンクを設定すると、元の画面と全く同じ状態で表示されます。

    iSpring Suite MAXのメリットとデメリット

    ※厳密には、こちらに対応する方策はありますが、本記事では割愛します。

    また、iSpring Suite MAXは、サブスクリプションでのご利用となっており、定期的な更新が必要です。
    ただし、iSpring Suite / Suite MAXは常にアップデートされているため、最新の状態でお使いいただくことが可能です。
    ※iSpring Suiteには、永続ライセンスのプランもありますが、アップデートの対象外です。


    3. iSpring Suite MAXの活用例

    iSpring Suite MAXの活用例

    では、実際に、iSpring Suite MAXを活用すると、どのようなことができるのでしょうか。

    ●集合研修の確認テストやアンケート

    eラーニングではなく、集合研修のフォローにも活用いただけます。
    集合研修の受講者宛にURLを通知し、回答してもらうことで、理解度の確認が手軽に行えます。
    テストの結果を、受講者自身に送信されるように設定し、受講者の自己確認用としても良いですし、講師や事務局がメールで受け取れるようにもできます。

    iSpring Suite MAXの活用例

    ●動画の撮影と編集

    動画を撮影し、編集までをワンストップで行うことも可能です。
    PCのカメラを使って、講師の解説を撮影し、PowerPointのスライドと同期させることができます。また、PCで操作する様子を録画することもできます。
    録画は不要なシーンのカット、画面切り替え効果やナレーションの追加など、高度な編集機能も用意されています。

    iSpring Suite MAXの活用例

    ●インタラクティブ性の追加

    iSpring Suite MAXを使えば、インタラクティブ性のある教材も手軽に作れます。
    たとえば、「対話シミュレーション」では、対話型のロールプレイシミュレーションを作成できます。
    会話力や営業力の研修にもご活用いただけます。

    iSpring Suite MAXの活用例

    ●多言語化への対応

    多言語化にも対応できます。
    まず、PowerPointファイル内のテキストを、翻訳用にエクスポートすることができます。
    エクスポートしたデータは翻訳者に渡し、翻訳を行います。
    翻訳後に、インポート機能を使うことで、PowerPointファイル内のテキストを差し替えることができます。

    また、自動読み上げ音声は各国語での対応が可能なため、ナレーションも手軽に作成できます。

    iSpring Suite MAXの活用例

    iSpring Suite MAXの活用例


    4. まとめ

    iSpring Suite MAXは、eラーニング教材をワンストップで作成できるツールセット、という点をご理解いただけたでしょうか。
    PowerPointを利用した資料を、既に多く作成されており、それを活用したいと考えている企業様や、PowerPointに慣れ親しんでいる方には、特にお勧めのアプリケーションです。
    「PowerPointに、音声合成機能があればなぁ。。。」「アニメーションと音声の同期を簡単にできないか」「画面操作を動画で見せればわかりやすいマニュアルにできるのに」といったお悩みがございましたら、是非一度お試しください。

    2週間無料でご利用いただけるトライアル版もございます。お気軽にお問い合わせください。

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    ヒューマンサイエンスでは、2000年からeラーニング教材制作事業を開始し、20年以上にわたり、3,000本弱の教材を制作してまいりました。
    その中で、ユーザーとしてiSpring Suite MAXを利用してまいりました。
    現在では、iSpring社と共催でのセミナーや展示会への出展などを行っています。
    また、iSpring社認定リセラーとして、販売も行っております。

    ユーザーとしての経験を活かし、iSpring社製品の導入や運用、さらには作成代行までを幅広くサポートしています。

    ヒューマンサイエンスでは、iSpring Suite / Suite MAXだけでなく、多くのツールを活用しています。今回は、iSpring Suite MAXにフォーカスを当ててご案内しましたが、お客様のご要望に応じた、ツールやご納品形式、スケジュールなどをご提案しています。

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