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2025.09.29

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eラーニング制作にArticulate Storylineが選ばれ続ける理由

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    eラーニング制作にArticulate Storylineが選ばれ続ける理由

    Articulate Storylineは、eラーニング制作の現場で広く採用されている制作ツールです。PowerPointのような簡単な操作感で使いやすく、eラーニング制作会社だけでなく、多くの企業でもオリジナルコンテンツの制作に活用されています。

    このブログでは、なぜArticulate Storylineが多くの企業に選ばれ続けているのか、その理由を機能や特徴から解説します。

    1. 企業向けeラーニングツールとして選ばれるArticulate Storylineの実績

    2012年のリリース以来、継続的な機能改善が行われてきたArticulate Storylineは、eラーニング制作において欠かせないツールとなっています。実際、フォーチュン100企業すべてがArticulate製品を導入している(※)という事実からも、その信頼性と実績の高さがうかがえます。

    Articulate StorylineはPowerPointのような簡単な操作感と豊富な機能を備えており、初めて使う方でも操作に慣れやすく、教育効果の高いインタラクティブなコンテンツをしっかり作り込むことができます。

    海外製品のため編集画面などはすべて英語表記ですが、日本語フォントにも対応しており、日本語コンテンツの制作にも支障はありません。さらに、アラビア語などの右から左に書く言語(RTL言語)を含む、70以上の言語に対応している点も、グローバル企業に選ばれている理由のひとつです。

    Storyline編集画面のイメージ

    ヒューマンサイエンスでも、eラーニングコンテンツの制作にArticulate Storylineを使用する機会が多くあります。お客様がeラーニング教材で実現したいことや、既存の教材に対する課題の解決など、さまざまなご要望に応じた教材づくりに役立っています。

    また、すでにArticulate Storylineで作成されたコンテンツの編集やカスタマイズについてご相談いただくことも多く、「既存の教材を活かしながら、より効果的な学習体験を提供したい」といったご希望にもしっかりとお応えしています。

    (※)出典:Articulate “Learn About Our Company”

    2. 企業担当者でも使いやすいeラーニングツール

    リモートワークの普及に伴い、eラーニング形式の研修を導入する企業はますます増えてきています。しかし、依然としてeラーニングは「わかりにくい」「つまらない」といった評価を受けることが多く、満足度の高い、教育効果も得られる教材を制作するのは、決して簡単ではありません。

    Articulate Storylineは、プログラミングなどの専門知識がなくても、インタラクティブなeラーニング教材を作成できるツールとして注目されています。PowerPointに近い操作感で、初めて使う方でもスムーズに扱える点が、多くの企業に選ばれている理由のひとつです。

    さらに、既存のPowerPointファイルを取り込む機能も搭載されており、これまでの教育資料をそのまま活用することが可能です。スライドに設定されたアニメーションも(一部を除き)反映されるため、ゼロから原稿を準備する必要がなく、効率的に教材制作を進めることができます。

    3. 研修ニーズに合わせた自由なカスタマイズが可能

    Articulate Storylineでは、トリガーや変数を活用することで、細かな動きや制御を自由に設定できます。たとえば、「スライドの視聴が終わるまで次に進めないようにする」といった制御も簡単に実装可能です。これにより、受講者の理解度に応じた柔軟な教材設計が可能になります。

    また、Articulate Storylineはコンテンツの動きに対する制限が少なく、ツールに合わせるのではなく、やりたいことを自由に実現できるのも大きな特長です。字幕の追加やプレイヤーのメニューのカスタマイズ、ユーザー補助機能の充実など、細部までこだわった設計が可能です。

    こうした柔軟性と機能の豊富さが、受講者にとっても魅力的な学習体験につながり、高い評価を得るコンテンツづくりを支えています。

    4. グローバル企業向けeラーニングにも最適な多言語対応

    グローバル展開を進める企業や多国籍の教育機関では、複数言語でeラーニング教材を同時に公開する必要があるケースも少なくありません。そんなニーズに応えるのが、Articulate Storylineの翻訳支援機能です。

    作成したコンテンツのテキストをXLIFFやWord形式でエクスポートできるため、翻訳後にインポートするだけで、テキストが自動的に訳語に置き換わります。言語によってテキストの長さが変わるため、レイアウトの微調整は必要ですが、設定したアニメーションや複雑なトリガーはそのまま活かせるため、再設定の手間はかかりません。

    合成音声作成エンジン(Text-to-Speech)も搭載されており、音声コンテンツも多言語対応が可能。ナレーションの差し替えも簡単に行えます。

    こうした多言語対応のしやすさも、「Articulate Storyline」が世界中で選ばれている理由のひとつです。

    5. 企業の研修ニーズに応え、進化するeラーニングツールArticulate Storyline

    イメージ

    Articulate Storylineは技術の進化に合わせて継続的な改良が行われており、使いやすさの向上にも力を入れています。開発元のArticulate社は、ユーザーとのコミュニケーションを大切にしており、要望の多かった機能をアップデートで反映するなど、現場の声を活かした開発が進められています。

    近年では、AIを活用した新機能も登場し、制作の効率化がさらに進んでいます。以下、近年行われた改良で代表的な機能をご紹介します。

    ナレーションや文章、画像の自動生成
    テキストを入力するだけで、自然な音声のナレーションを生成したり、コンテンツに最適な効果音を作成したりできます。
    同様にプロンプトを入力することで、文章や画像を自動的に生成できる機能もリリースされました。効果的に利用することで、アイデア出しや素材を準備する時間を大幅に短縮できます。
    ナレッジチェックテストの自動生成
    スライドやコンテンツ全体を読み込み、問題文・選択肢・フィードバックまで含めたテストを自動で作成できます。学習目標を変更したり、難易度を上げたりすることもできるため、効率的にテスト作成ができるようになります。ただし、現段階で特定の問題数を指定して生成することはできず、Storylineではテキストの単語数に応じて、Riseではレッスンごとに1~2問の質問が生成されます。
    Articulate Localization
    2025年に搭載された新機能で、コンテンツ全体を自動で翻訳できるようになりました。通常のプランとは別に追加契約が必要ですが、Articulate StorylineやRiseの編集画面からわずか数ステップで翻訳されたコンテンツができあがります。複数言語へ同時に翻訳することもできるので、コンテンツの多言語展開にかかる期間や費用を抑えられます。
    ※機械翻訳のため、翻訳後の調整等は必要です。

    6. まとめ

    Articulate Storylineは、使いやすさと強力な機能、多言語対応、そしてコンテンツデザインの自由度の高さから、多くの企業に選ばれ続けています。ヒューマンサイエンスをはじめ、数多くの制作会社でも活用されており、トリガーや変数を駆使することで、複雑な構成やユニークなインタラクションを表現したコンテンツも制作が可能です。

    とはいえ、プロジェクトの規模が大きいなど、操作に慣れていない場合は、思うような教材が作れないこともあります。そのような場合は、制作会社に依頼するのも有効な選択肢です。

    ヒューマンサイエンスでは、Articulate Storylineを使用したeラーニングコンテンツの制作サービスを提供しています。豊富な経験を持つスタッフが多数在籍しており、目的に合わせた効果的な教材を短期間で制作することが可能です。導入はしたものの使い方がわからない場合や、大量の編集が必要で社内リソースが足りない場合など、お困りの際はぜひご相談ください。

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