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ビジネスにおける動画の活用例やポイントとは?

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    ビジネスにおける動画活用の活用例やポイントとは?

    通信技術の向上やスマートフォンの普及などにより、動画はとても身近な存在となりました。YouTubeやTikTok、電車や街中のデジタルサイネージなど、動画を見かける機会はとても多くなったと思います。今回は、ビジネスにフォーカスして、動画がどのように活用されているのかを振り返りつつ、動画活用を成功させるためのポイントをご紹介します。


    1. ビジネスで動画活用が進んでいる背景

    近年、YouTubeや電車内広告など、暮らしの中で動画を視聴する機会が多くなり、ビジネスでも動画が活用されるようになっています。ビジネスで動画活用が進んでいる背景には何があるのでしょうか。ここでは、ビジネスで動画が注目されるようになった3つの要因についてご説明します。

    ■通信技術の発展と普及

    2023年度末時点で5Gの人口カバー率は98.1%を超えています。高速大容量の5Gの普及により、スマートフォンなどでの動画閲覧が一般化しました。ユーザーが動画を見ることが当たり前になったことが、ビジネスにおいても動画を活用するようになった要因の1つと考えることができるでしょう。

    ■動画の効果

    動画は人を引きつける・伝わりやすさ・印象付けなどの点で、静止画や文章より高い効果が期待できます。また、アメリカ国立訓練研究所が提唱する「ラーニングピラミッド」によると、テキストを読んだ場合の記憶定着率は10%ですが、動画を視聴した場合は20%に上がります。つまり、動画の記憶定着率はテキストの2倍ということです。

    ビジネスで動画活用が進んでいる背景

    ■情報量

    「1分の動画にはWebページ3,600ページ分ほどの情報量がある」* と言われています。たとえば、製品の使い方の動画では、文章や画像では表現が難しい細かい操作や動作を見せることができます。

    *IdeaRocket社の記事「A Video Is Worth 1.8 Million Words: Special Value of Video」より

    2. 動画のビジネス活用例

    動画をビジネスでどのように活用できるのか、4つの活用例をご紹介します。

    ■プロモーション・営業目的のサービス紹介など

    Youtubeなどの動画広告や自社のWebサイト、PRサイトなどに掲載して活用できます。動画は多くの情報を正確に伝えることができ、1本動画を作成しておくと、イベントや展示会などで何度でも利用できるので、多くの方に視聴していただくことができます。サービス紹介動画は、営業社員による口頭での説明の代替となるので、営業業務の効率を図ることもできます。

    ■eラーニング

    業務知識や業務内容の解説動画、講義の録画映像、社長などのメッセージ動画などの動画コンテンツを教材として、新入社員、アルバイト教育、技術継承などに利用できます。

    ■マニュアル

    機器やソフトウェアの操作は、文字や画像では伝わりづらいことがあります。動画であれば体の動きや画面の変化など、具体的で実践的な情報を伝えることができます。

    動画のビジネス活用例:マニュアル
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    ■採用活動

    企業紹介動画や先輩インタビューの動画を採用活動時に活用できます。この種の動画を作成すれば、企業説明会があるたびに、企業の担当者や先輩社員に参加してもらう必要がなくなるので、採用コストを抑えることができ、より多くの応募者にアプローチすることができます。


    3. 動画活用のメリット・デメリット

    ビジネスで動画を活用することには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。その両方を理解した上で動画を活用するなら、ビジネスでの成功が期待できます。ここでは、ビジネスに動画を活用する際の主なメリットとデメリットをご紹介します。

    ■動画活用のメリット

    動画を活用することで得られるメリットには、次のようなことがあります。

    短時間で多くの情報伝達が可能
    前述したように「1分の動画にはWebページ3,600ページ分ほどの情報量」があり、動画は視覚と聴覚を同時に刺激するので、短時間で多くの情報を伝えることができます。
    訴求力が高い
    映像と音声を組み合わせることで、視聴者の感情に強く訴えることができます。そのため、特定のターゲット層に向けた動画を制作することで、そのターゲット層に対する訴求力を高めることができます。
    エンゲージメント向上につながりやすい
    動画は視聴者の注意を引き付け、記憶に残りやすいため、エンゲージメント向上に効果的です。例えば、従業員や顧客が動画に出演することで、参加意識が高まり、エンゲージメントが向上します。
    動画はアクセスしやすいメディアになってきている
    スマートフォンや5Gの普及により、動画へのアクセスが容易になっています。視聴者の興味を引く動画をSNSに投稿すれば、それが拡散され、多くの人に認知されるかもしれません。

    ■動画活用のデメリット

    動画活用には、次のようなデメリットがあります。これらのデメリットを理解し、適切な対策を講じるなら、ビジネスでの動画活用を効果的に行うことができます。

    環境によっては視聴しにくいこともある
    動画を視聴するにはインターネットに接続する必要があります。そのため、視聴者の環境によってはスムーズに再生されないことがあります。また、動画ファイルは容量が大きいので、ダウンロードするのに時間を要することもあります。
    制作コストが高額になりがち
    動画制作には、撮影機材、動画編集ソフトなど、多くのリソースが必要です。高品質な動画を制作する場合は、専門のアニメーションスタジオやプロフェッショナルな機材も必要となり、そのコストは高額になることがあります。
    情報量が多すぎることで視聴者を混乱させることもある
    動画に多くの情報を詰め込みすぎたり、複雑で専門的な内容が多いと、視聴者はどの情報に注目すべきか分からなくなり、混乱したり集中力が低下したりすることがあります。

    4. 動画活用の成功ポイント

    ビジネスにおいて、動画活用を成功させるためのポイントは何でしょうか。
    主なポイントを3つご紹介します。

    ■動画の位置づけ・ビジネスシナリオを明確にする

    視聴者が動画をどのような経緯で視聴し、その後、どのようなアクションを起こすのかを考慮するなど、シナリオを策定することが大切です。そのようにして、動画の位置づけを明確にした上で最適な動画コンテンツを作ります。たとえば、採用動画なら、視聴した求職者がどこからアクセスし、視聴することでどのように感じ、どのような期待をもって応募フォームに進むのかをイメージしながらコンテンツを設計します。

    ■動画にも種類があるため、最適なものを選定する

    動画は、大きくわけると「実写」と「アニメーション」の2つに分類することができます。また、実写動画といっても、ソフトウェアの操作動画や対談動画など、いろんな種類の動画があります。アニメーション動画も、静止画をベースとしたアニメーション(PowerPointのようなアニメーション)や、より本格的なアニメーション動画など、様々な種類があります。達成したい目的や対象者に応じてどのような動画を選択するかが重要です。

    ■動画制作の手段を検討する

    動画制作の手段として、自社(または自分)で制作するのか、それとも制作会社に外注するのかを検討します。この点を検討するにあたり、次の3つを明確化しておくことが大切です。
    動画活用の成功ポイント目的: なぜ動画を作成するのか、何を伝えたいのか
    ターゲット: 動画を視聴してもらいたい相手はどのような特性か
    予算・体制: どのくらいの費用を掛けられるか、どのようなメンバーが動画作成に関与できるか
    最低でもこの3つを明確にして関係者間で共有しておかないと、作成後に「動画ではないほうがよかった」「期待していた成果を得られなかった」ということになりかねません。


    5. まとめ

    今回は、ビジネスで動画活用を成功させるためのポイントについてご紹介しました。動画を活用することで、ビジネスの成長を加速させ、競争力を高めることができます。今こそ、動画を取り入れて新たなビジネスチャンスを創出しましょう!

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    ■サポートの充実

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    また、ヒューマンサイエンスでは、教育コンテンツの内製支援からアニメーション動画や教材の制作代行まで、教育コンテンツに関連する様々なサービスを提供しています。ぜひご相談いただければと思います。Vyondを利用した制作はもちろん、それ以外の様々なコンテンツの制作に対応しています。
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