2024.03.06
2025.01.22
ビジネスにおける動画の活用例やポイントとは?
通信技術の向上やスマートフォンの普及などにより、動画はとても身近な存在となりました。YouTubeやTikTok、電車や街中のデジタルサイネージなど、動画を見かける機会はとても多くなったと思います。今回は、ビジネスにフォーカスして、動画がどのように活用されているのかを振り返りつつ、動画活用を成功させるためのポイントをご紹介します。
1. ビジネスで動画活用が進んでいる背景
近年、YouTubeや電車内広告など、暮らしの中で動画を視聴する機会が多くなり、ビジネスでも動画が活用されるようになっています。ビジネスで動画活用が進んでいる背景には何があるのでしょうか。ここでは、ビジネスで動画が注目されるようになった3つの要因についてご説明します。
■通信技術の発展と普及
2023年度末時点で5Gの人口カバー率は98.1%を超えています。高速大容量の5Gの普及により、スマートフォンなどでの動画閲覧が一般化しました。ユーザーが動画を見ることが当たり前になったことが、ビジネスにおいても動画を活用するようになった要因の1つと考えることができるでしょう。
■動画の効果
動画は人を引きつける・伝わりやすさ・印象付けなどの点で、静止画や文章より高い効果が期待できます。また、アメリカ国立訓練研究所が提唱する「ラーニングピラミッド」によると、テキストを読んだ場合の記憶定着率は10%ですが、動画を視聴した場合は20%に上がります。つまり、動画の記憶定着率はテキストの2倍ということです。
■情報量
「1分の動画にはWebページ3,600ページ分ほどの情報量がある」* と言われています。たとえば、製品の使い方の動画では、文章や画像では表現が難しい細かい操作や動作を見せることができます。
*IdeaRocket社の記事「A Video Is Worth 1.8 Million Words: Special Value of Video」より
2. 動画のビジネス活用例
動画をビジネスでどのように活用できるのか、4つの活用例をご紹介します。
■プロモーション・営業目的のサービス紹介など
Youtubeなどの動画広告や自社のWebサイト、PRサイトなどに掲載して活用できます。動画は多くの情報を正確に伝えることができ、1本動画を作成しておくと、イベントや展示会などで何度でも利用できるので、多くの方に視聴していただくことができます。サービス紹介動画は、営業社員による口頭での説明の代替となるので、営業業務の効率を図ることもできます。
■eラーニング
業務知識や業務内容の解説動画、講義の録画映像、社長などのメッセージ動画などの動画コンテンツを教材として、新入社員、アルバイト教育、技術継承などに利用できます。
■マニュアル
機器やソフトウェアの操作は、文字や画像では伝わりづらいことがあります。動画であれば体の動きや画面の変化など、具体的で実践的な情報を伝えることができます。
■採用活動
企業紹介動画や先輩インタビューの動画を採用活動時に活用できます。この種の動画を作成すれば、企業説明会があるたびに、企業の担当者や先輩社員に参加してもらう必要がなくなるので、採用コストを抑えることができ、より多くの応募者にアプローチすることができます。
3. 動画活用の成功ポイント
ビジネスにおいて、動画活用を成功させるためのポイントは何でしょうか。
主なポイントを3つご紹介します。
■動画の位置づけ・ビジネスシナリオを明確にする
視聴者が動画をどのような経緯で視聴し、その後、どのようなアクションを起こすのかを考慮するなど、シナリオを策定することが大切です。そのようにして、動画の位置づけを明確にした上で最適な動画コンテンツを作ります。たとえば、採用動画なら、視聴した求職者がどこからアクセスし、視聴することでどのように感じ、どのような期待をもって応募フォームに進むのかをイメージしながらコンテンツを設計します。
■動画にも種類があるため、最適なものを選定する
動画は、大きくわけると「実写」と「アニメーション」の2つに分類することができます。また、実写動画といっても、ソフトウェアの操作動画や対談動画など、いろんな種類の動画があります。アニメーション動画も、静止画をベースとしたアニメーション(PowerPointのようなアニメーション)や、より本格的なアニメーション動画など、様々な種類があります。達成したい目的や対象者に応じてどのような動画を選択するかが重要です。
■動画制作の手段を検討する
動画制作の手段として、自社(または自分)で制作するのか、それとも制作会社に外注するのかを検討します。この点を検討するにあたり、次の3つを明確化しておくことが大切です。
・目的:なぜ動画を作成するのか、何を伝えたいのか
・ターゲット:動画を視聴してもらいたい相手はどのような特性か
・予算・体制:どのくらいの費用を掛けられるか、どのようなメンバーが動画作成に関与できるか
最低でもこの3つを明確にして関係者間で共有しておかないと、作成後に「動画ではないほうがよかった」「期待していた成果を得られなかった」ということになりかねません。
4. まとめ
今回は、ビジネスにおける動画活用の活用例や成功ポイントについてご紹介しました。ヒューマンサイエンスでは実写動画の受託制作だけでなく、アニメーション動画制作の実績が多数あります。最近はVyondのように簡単にアニメーションを制作できるサービスも提供されています。弊社でも従来は手書きのイラストをアニメーションとして動かすスタイルのコンテンツを作成していましたが、近年ではコストや納期などの要望もあり、Vyondを使ったアニメーション制作も数多く手がけています。また、Vyondはイラスト作成をはじめとしたアニメーション制作のスキルが必要なく、誰でも簡単に使えるものであるため、2023年より認定リセラーとしてライセンス販売も開始しました。
関連記事:Vyondの各プランの機能と価格を徹底解説!直接購入と代理店の違いとは
・サポートの充実
弊社からVyondをご購入いただいた場合、購入前後の手続きサポートはもちろん、トレーニング講座のご提供、Vyond提供元とのやり取り(英語)や、お客様のご要望に対する教育コンテンツの提案から制作までをサポートできます。
> Vyond(アニメーション制作)販売
・eラーニング制作の実績が多数あり
ノウハウを活かした効果的なアニメーション制作代行もVyondに限らず、これまで多くの実績があります。
> Vyond アニメーション制作代行
アニメーション動画を利用した教育コンテンツの充実は、今後さらにその必要性を増していくと考えています。それに比例して、今後も様々なアニメーション動画制作ツールが登場し、その機能も充実していくと予想できます。AIの活用も進みます。そのような状況の中で、Vyondはアニメーション教材作成に最適なツールとして、世界中でさらに活用されていくことでしょう。この有用なツールを、さらに多くの企業様で活用いただくため、ヒューマンサイエンスでは、2週間の無料トライアルを実施しています。お気軽にご相談ください。
また、ヒューマンサイエンスでは、教育コンテンツの内製支援からアニメーション動画や教材の制作代行まで、教育コンテンツに関連する様々なサービスを提供しています。ぜひご相談いただければと思います。Vyondを利用した制作はもちろん、それ以外の様々なコンテンツの制作に対応しています。
> ヒューマンサイエンス:eラーニングサービス
さらに、ヒューマンサイエンスでは、様々な製品やサービスのマニュアル制作の実績も多数あります。その中にはマニュアルに付随するものとして製品やサービスの紹介動画や、ユーザー教育コンテンツの制作実績もあります。このようにマニュアルやトレーニングテキストの提案・制作から、教育コンテンツの提案・制作まで、ワンストップでの対応も可能です。お気軽にご相談ください。
> ヒューマンサイエンス:マニュアル制作サービス
> Moodle導入支援・運用
> eラーニング教材制作
> eラーニング教材翻訳(多言語対応、ローカライズ)
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