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2025.04.09

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教材作成

eラーニング教材の作成方法とは?専用ツールの例や作成のプロセス、選定のポイントもご紹介

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    eラーニング教材制作サービス

    eラーニングが普及し、企業研修や教育現場での活用が進む中、“教育の質”を左右する高品質な教材の作成に注目が集まっています。しかし、教材作りに初めて挑戦する方にとっては「どこから手をつければよいのか」「どのようなツールを使えばいいのか」といった悩みはつきものです。今回は、eラーニング教材の作成に役立つ具体的な手順やおすすめの専用ツール、さらにツールを選定する際のポイントを分かりやすく解説します。


    1. eラーニング教材の作成方法

    eラーニング教材の作成方法

    eラーニング教材の作成方法にはいくつかの選択肢があります。それぞれの特徴をメリット・デメリットに分けてまとめました。自社のニーズや予算に合わせて適切な方法を選びましょう。

    ●作成方法.1 PowerPointを活用する

    〈メリット〉
    ・比較的短期間でコストを抑えた作成が可能
    ・更新頻度が高い教材に適している
    ・アニメーションやナレーションの追加や動画の埋め込みも可能

    〈デメリット〉
    ・ボリュームのある教材では制作やデータ管理が煩雑になりがち
    ・インタラクティブな機能を実装することは難しい

    ●作成方法.2 専用ツールを活用する

    〈メリット〉
    ・eラーニング教材に特化した豊富な機能が搭載されている
    ・既存資料を手軽に教材化できる
    ・動画教材や操作マニュアルが作りやすい

    〈デメリット〉
    ・ツールの導入や利用にコストがかかる
    ・操作の教育、習得が必要
    ・容量や機能に制限が設けられている場合もある

    ●作成方法.3 オフライン研修を録画

    〈メリット〉
    ・録画データをそのまま教材として利用することが可能
    ・撮影済みのデータがある場合、有効活用できる

    〈デメリット〉
    ・冗長になりやすく、視聴者の集中力が続かない可能性がある
    ・動画編集が必要な場合、専用のソフトや技能が求められる

    ●作成方法.4 外注する

    〈メリット〉
    ・プロによる高品質な教材が制作できる
    ・自社で制作する手間が省ける
    ・第三者目線で内容をブラッシュアップできる

    〈デメリット〉
    ・修正や調整の指示を出す手間がかかる
    ・コストがかかり、納品までに一定以上の時間が必要
    ・ソースデータを自社で気軽に編集できない場合が少なくない

    それぞれの方法には一長一短があります。教材の目的や予算、更新頻度などを考慮して、最適な方法を選ぶようにしましょう。場合によっては、複数の方法を組み合わせることも有効です。

    2. eラーニング教材を手軽に作成できるツール「iSpring Suite」

    eラーニング教材を手軽に作成できるツール「iSpring Suite」

    eラーニング教材の作成にはいろいろな方法があることがわかりました。特に専用ツールは手軽に高品質な教材が作成できるため、多くの企業で活用が広がっています。

    専用ツールの中でも、使いやすさと高機能を兼ね備えたツールとして高く支持されているのが「iSpring Suite」です。ここでは、iSpring Suiteの概要や特徴、基本機能について解説します。

    〈iSpring Suiteとは?〉

    eラーニングコンテンツを作成するためのオールインワンツールセットです。専門的な知識は必要なく、使い慣れたPowerPoint環境で作業できるため、手軽に魅力的なコンテンツが作成できます。

    〈iSpring Suiteの特徴〉

    ・スピーディな教材作成:使いやすいインターフェースと多彩な機能により、短期間で質の高い教材が作成可能
    ・豊富なインタラクティブ要素:クイズやテスト、ビデオ、音声、対話型の演出などが簡単に組み込めます
    ・誰でも簡単に利用できる:初心者でも扱いやすい一方で、プロフェッショナルな仕上がりを実現します

    〈iSpring Suiteの基本的な機能〉

    iSpring Suiteには、eラーニング教材作成に必要な幅広い機能が備わっています。その主要な機能をご紹介します。

    1. ナレーションの録音・自動生成
    音声を直接録音したり、テキストからナレーションを生成する機能
    2. 画面の録画
    画面内の操作を録画し、そのまま操作マニュアルとして活用
    3. パーツの挿入
    クイズやインタラクション、対話シミュレーション、YouTube動画、Webオブジェクトなどを手軽に追加
    4. 豊富な素材ライブラリ
    スライドテンプレート、キャラクター画像、背景デザイン、アイコン素材を利用して見映えのよい教材を作成
    5. 多言語対応と配信設定
    テキストデータのエクスポート・インポートによる翻訳サポートや、SCORM形式でのパブリッシュなど、複数の配信形態に対応

    過去のブログで詳しく解説していますので、以下からご確認ください。
    iSpring Suiteとは?特徴・価格・導入メリットを紹介
    iSpring Suiteの使い方をご紹介!eラーニング教材を作成しよう

    3. 専用ツールを活用したeラーニング教材の作成プロセスを解説

    専用ツールを活用したeラーニング教材の作成プロセスを解説

    効果的なeラーニング教材を作成するためには綿密な計画と設計が必要です。以下では、専用ツールを活用した教材作成の流れをステップごとに解説します。

    〈Step.1〉 目的・対象者・目標の明確化
    まず、教材の目的を明確にしましょう。対象となる学習者(例:新入社員、営業職員など)や学習時間、教育を通して達成すべき目標を具体化することで、適切な内容とアプローチが決まります。この段階が教材作成の土台となります。

    〈Step.2〉設計とスケジュール設定
    次に教材の骨子を作り、構成や目次を設計します。この段階で学習内容の流れを整理し、完成までのスケジュールを設定しましょう。専用ツールを活用する場合、ツールの特徴を活かした設計(例:クイズなどのインタラクティブ要素を加えるなど)を考慮するのがポイントです。

    〈Step.3〉専用ツールで教材を作成する
    設計に基づき、専用ツールを使用して教材を作成します。さまざまなツールや機能を最大限に活用し、効率よく作業を進めましょう。

    〈Step.4〉第三者による確認とフィードバック
    作成した教材は、配信する前に第三者に確認してもらうことをおすすめします。この段階で学習者目線の意見を取り入れることが重要です。さらに、内容の整合性や誤字脱字のチェックを行い、修正を繰り返しながら教材の品質をブラッシュアップしていきます。

    〈Step.5〉配信・運用スタート
    修正後、完成した教材を学習者に配信し、運用をスタートします。受講状況をモニタリングしたり、受講者にアンケートに回答してもらいながら、必要に応じて改善を加え、教材の効果をさらに高めることができます。

    これらのステップを意識しながら実行することで、効果的かつ効率的なeラーニング教材が作成できます。また、専用ツールを活用することで作業の負担軽減につながり、より高品質な教材を提供することも期待できます。

    4. 専用ツールを選定する際のポイント

    eラーニング教材を効率的かつ効果的に作成するには、専用ツールの選び方がカギとなります。そこで、ツールを選定する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

    専用ツールを選定する際のポイント

    〈ポイント.1〉操作性が容易なツールを選ぶ
    初めてeラーニング教材を作成する場合などは特に、操作が難しいと作業が停滞しがちです。そのため、操作の簡単なツールを選ぶことが大切です。たとえば、iSpring SuiteなどのPowerPointをベースとするツールは、多くの人が慣れ親しんだインターフェースを活用できるためスムーズに作業を進められます。また、PowerPointファイルを使用するため自社で更新・運用ができる点も魅力です。

    〈ポイント.2〉運用サポートのあるサービスを選ぶ
    eラーニング初心者にとって、導入時や運用中に発生する疑問や問題を解決できるサポート体制は重要です。専用のヘルプデスクやオンラインチャット、カスタマイズに関する相談窓口など、サポート体制が整っているツールを選ぶことで、トラブルを最小限に抑えることができます。

    〈ポイント.3〉LMSとの連携性
    作成した教材を効率的に管理・配信するためには、学習管理システム(LMS)とスムーズに連携できるツールが必要です。特に、受講者の進捗や理解度を簡単に追跡できる「SCORM」や「xAPI」に対応しているかを確認しましょう。

    〈ポイント.4〉コストパフォーマンス
    ツールの価格が予算に合致するかはもちろん、提供される機能が価格に見合っているのかも重要な選定基準です。無料トライアル期間が設けられていることも多いので、まずは無料で活用し、コストと機能のバランスを確認しましょう。

    〈ポイント.5〉必要に応じて作成代行サービスを活用するのもよい
    自社で作成する時間やリソースが不足している場合、作成代行サービスを活用するのも一つの方法です。代行サービスを利用することで、プロの手による高品質な教材を比較的短期間で入手することが可能になります。

    これらのポイントを参考に、自社のニーズや作成者のスキルレベルに合った専用ツールを選ぶことで、より効果的かつ魅力的な教材作成が可能になります。

    5. まとめ

    まとめ

    eラーニング教材の作成において、作成方法の選定とその効果的な活用が教材の質を左右すると言っても過言ではありません。特に専用ツールを活用した効率的な制作、さらにPowerPointベースで直感的に操作できるiSpring iSpringのようなツールを利用すれば、手軽に魅力的な教材を作成できます。

    iSpring社の認定リセラーであるヒューマンサイエンスでは、iSpring社製品の導入や運用、さらに作成代行まで、幅広いサポートを行っています。ツールの選定や教材作成にお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

    サービスの詳細はヒューマンサイエンスのeラーニングサイトからご確認いただけます。
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