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2026.02.19

Moodle

Moodle認定パートナーとは?活用方法やサポート内容を解説!

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    Moodle導入支援・運用サービス
    eラーニング教材制作サービス

    企業や学校でオンライン学習を導入する際、多くの方が選択肢に挙げるのがオープンソースLMSである Moodle(ムードル) です。
    しかし、Moodleは非常に高機能で柔軟性が高い反面、「どう構築するのか」「運用をどのように整えるのか」がわからず悩むケースも少なくありません。

    そんなときに頼りになるのが Moodle認定パートナー です。このブログでは、Moodle認定パートナーとはどんな存在か、その意義や活用方法、具体的な支援内容についてわかりやすく解説します。


    1. Moodle認定パートナーとは?

    Moodleとは?

    Moodleは世界で最も広く使われているオープンソースLMS(Learning Management System)です。教材配信、受講管理、テスト作成、レポート機能など、学習に必要な機能が豊富に備わっており、大学・企業・行政機関など幅広い組織で活用されています。

    【Moodle基本講座】Moodleとは?

    Moodle認定パートナーとは?

    Moodle認定パートナー(Moodle Certified Partner)とは、Moodle本部(HQ)が正式に認定した専門企業のことです。

    Moodle構築・開発に関する高度なノウハウと実績を持つ企業だけが認定される認定企業は世界各地に存在します(株式会社ヒューマンサイエンスの認定パートナーです)。Moodle本部から技術情報の提供や最新動向の共有を受けながらサービス提供を行っています。
    認定パートナーは、Moodleの品質を保ち、安心して導入・運用ができるよう専門的な支援を提供する重要な役割を担っています。

    Moodle認定パートナーは、単に「Moodleに詳しい会社」というだけではありません。認定パートナーは、Moodle関連サービスによって得た収益の一部をMoodle本部に還元する仕組みになっており、その資金がMoodleの開発や品質向上、セキュリティ対応、グローバルな運営体制の維持などに活用されています。
    つまり、認定パートナーを通じてMoodleを利用することは、結果としてMoodleそのものの継続的な発展を支えることにつながっています。

    一方で、認定パートナーではない会社にMoodleの構築や運用を依頼した場合、Moodle本部には収益が還元されません。そのため、Moodleの開発や運営を支える資金が減少し、長期的にはMoodle全体の健全な運営に悪影響を及ぼす可能性があります。オープンソースであるMoodleは無料で利用できますが、その裏側では、こうした認定パートナー制度によって持続的な運営が支えられているのです。

    また、Moodleのロゴや「Moodle」という名称を、Webサイトや販促資料などで公式に使用できるのは、Moodle認定パートナーのみと定められています。認定パートナーではない会社は、ロゴや名称を使って「Moodle公式」「Moodle対応」をうたうことは認められていません。この点も、利用者が信頼できる事業者を見極めるための重要な判断材料となります。


    2. Moodle認定パートナーの意義

    Moodle認定パートナーとして認定されることには、以下のような大きな意義があります。

    プラグイン開発の実績や技術力が評価されている証

    Moodle本部は、構築・開発に関する技術力や実績を審査したうえで認定します。そのため、認定パートナーであること自体が高い技術力と信頼性の証明となります。

    認定パートナー専用サイトを利用でき、最新情報を入手可能

    認定企業は、Moodle本部が提供するパートナー専用サイトや技術情報にアクセスできます。これにより、Moodleの最新バージョン情報、セキュリティアップデート、今後の仕様変更などを正確に把握しながら導入・運用を支援できます。

    Moodle HQに要望を伝え、開発に反映してもらえる

    認定パートナーは、ユーザーから寄せられるニーズをMoodle本部へ直接フィードバックできます。そのため、クライアントの声が Moodleの将来的な開発に反映されるという強みがあります。


    3. Moodle認定パートナーの活用方法

    Moodle認定パートナーは、導入前の疑問解消から運用フェーズの技術支援まで幅広くサポートします。以下のような場面で特に力を発揮します。

    初めてのMoodle導入でわからないことが多く、サポートが必要なとき

    Moodleは柔軟で高機能な反面、初期設定やプラグイン選定、セキュリティ対策などの判断が難しいこともあります。認定パートナーなら、組織の目的に合わせて最適な導入方法を提案します。

    バージョンアップ・セキュリティ対策を正確に行いたい

    Moodleは毎年メジャーアップデートが行われるため、運用には一定の技術力が必要です。認定パートナーは安全かつ確実なバージョンアップの手順やセキュリティ対策をアドバイスし、実作業も代行できます。

    クラウド移行やプラグイン開発をしたいが、社内に知見が無い

    クラウド環境への移行や自社専用プラグインの開発など、技術的に高度な取り組みも専門のエンジニアが支援できます。

    4. Moodle認定パートナーが支援する「Moodle構築・導入運用プロセス」

    Moodle認定パートナーに構築・導入運用を依頼した場合、一般的には次の流れで支援が進みます。

    (1) 現状ヒアリング

    まずは現状の課題や目的、運用体制をヒアリングし、最適な構築・運用方法を提案します。

    提案例:
     サーバスペック・構成
     オンプレミスかクラウドかの選定
     インストール作業の代行
     Moodle初期設定
     各種レクチャー実施 など

    (2) Moodle構築

    ヒアリング結果をもとに、実際の環境構築・開発を行います。

    主な作業:
     導入設計
     Moodle本体の構築(サーバ設定、TLS設定など)
     カスタマイズ・プラグイン開発(必要に応じて)
     パフォーマンスチューニング
     動作確認・テスト

    (3) Moodle運用サポート

    導入後も継続して運用面の支援が可能です。

    提供例:
     使い方セミナー
     運用マニュアル制作
     定期メンテナンス
     問い合わせサポート
     バージョンアップ代行
     障害対応 など

    Moodleは長く運用するほど、更新作業やセキュリティ対応の重要性が高まるため、認定パートナーの技術サポートは大きな安心材料になります。


    5. Moodle認定パートナー「ヒューマンサイエンス」の実績

    株式会社ヒューマンサイエンスは、2017年にMoodle本部(オーストラリア)からパートナーの認定を受けた日本の企業です。
    https://moodle.com/partners/human-science/

    長年にわたり培ってきた導入・開発・運用のノウハウをもとに、教育機関・企業・官公庁など幅広い組織のMoodle活用を支援してきました。

    提供している主なサービス:
     Moodle構築・開発
     プラグイン開発
     クラウド運用サポート
     バージョンアップ支援
     使い方お問い合わせサポート
     ヘルプデスク など

    Moodle認定パートナーとしての取り組み

    Moodle認定パートナーは、提供するサービスの売上の一部をMoodle 本部に拠出しています。この拠出金は、Moodleの開発・運営・セキュリティ強化・新機能追加など、オープンソースLMSの継続的な改善に活用されています。
    つまり、認定パートナーを通じてサービスを利用することは、Moodleの持続的な発展に直接貢献することにつながります。

    当社は以下の取り組みを通じて、Moodleの運営体制とコミュニティに積極的に関与しています。
    ・日本ムードル協会が毎年2月末に開催する「Moodle Moot(ムードルムート)」に定期的に参加し、最新情報の共有や国内ユーザーとの交流を行っています。
    日本ムードル協会 Moodle Association of Japan
    ・Moodle 本部と定期的に会議を開催し、国内のニーズや課題を伝達。そのフィードバックをもとに、Moodle 本部は改善や新機能開発を進めています。
    ・Moodleコミュニティへの積極的な参加を通じて、オープンソースの発展に貢献しています。

    教育機関や企業がMoodleを安心して利用できる環境を維持するために、ぜひ認定パートナーのサービスをご活用ください。

    事例紹介

    教育機関におけるMoodle活用の成功事例をご紹介します。
    株式会社ヒューマンサイエンスは、学習院大学様・会津大学様・放送大学学園様において、Moodleの導入・運用課題を解決し、効率化と学習環境の向上を実現しました。大規模運用から複雑な授業構成まで、各校のニーズに応じた支援内容と成果をご紹介します。

    学習院大学様
    全学でMoodleへ移行した際、教員からの問い合わせが急増。弊社は専門スタッフによるヘルプデスク、操作マニュアル、オンラインセミナーを提供し、問い合わせ件数を月200件から50件程度まで削減しました。

    ・記事詳細はコチラ:専門性の高いヘルプデスクでMoodleの“困った”を即解決(学習院大学様)

    会津大学様
    複雑な授業構成に対応するため属人的なスクリプト運用に依存していた課題を解消。スクリプトを再設計し、学務システムとの連携を最適化。教務担当者1名で運用が完結できる体制を実現しました。

    ・記事詳細はコチラ:【会津大学様事例】属人化したスクリプト運用を刷新し、Moodle運用の安心を実現。

    放送大学学園様
    85,000名の受講者と250講座を扱う大規模運用で、設定作業の負荷とエラー防止が課題。弊社は一括設定機能の開発、負荷試験とパラメータチューニング、Moodleのバージョンアップ対応を行い、業務効率化と安定稼働を実現しました。

    ・記事詳細はコチラ:【放送大学様事例】放送大学Web学習システム・通信指導


    6. まとめ

    Moodle認定パートナーは、Moodle導入や運用における「信頼できる技術パートナー」です。高度な技術力と豊富な経験に基づき、導入設計から構築、運用サポートまで一貫した支援を提供します。
    Moodleを安心して活用したい、組織の学習環境を強化したいと考えている場合は、ぜひ認定パートナーの支援を検討してみてください。

    Moodleはどのように開発され、支援されているか
    ヒューマンサイエンスのMoodleサポート