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eラーニングブログ

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2022.08.10

2023.06.08

Moodle

【Moodle基本講座】Moodleとは?

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    Moodle導入支援・運用サービス
    eラーニング教材制作サービス


    1. Moodleとは?

    1-1. Moodleの概要

    Moodleは、ライセンス料無料のオープンソース型オールインワン学習プラットフォームです。

    Moodle HQの統計によると サイト数17万以上、ユーザー数3億以上、243カ国・地域で利用されている、まさに世界最大規模の学習プラットフォームです。(*2022年現在) ヨーロッパや日本の大学ではシェアNo.1、教育現場だけではなく世界中のグローバル企業、政府機関その他の組織にも広く導入されています。

    大きな特徴として、高いカスタマイズ性があげられます。コース個々の目的・ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能なので、小規模なコースから大規模なコースまで、どのようなクラス規模にも対応できます。

    また、汎用性の高いエディターが搭載されていて、画像や動画も簡単に入れ込むことができるので、簡単に教材が作成できます。さらに、スマートフォンやタブレットに対応しているので、受講者はいつでもどこでも快適に講義を受けることができます。

    Moodleが世界中で選ばれ続ける最大の理由は世界標準LMS※2であること、つまり世界中の大学、その他の組織によって磨き上げられ、標準化されたシステムであるという実績にあります。 世界標準システムを使用し、システムに合わせた組織改革を行うことで組織の仕組みや在り方を見直し、国際競争力を向上させることが可能となります。

    ※1 eラーニングとは、広義的にはパソコンとインターネットを中心とするIT技術を活用した教育システムの総称です。動画共有サイトの視聴や学習アプリで問題を解く、Web会議ツールを通しての遠隔授業等々全てが対象となります。

    ※2 「2.LMSとは」で詳しく解説します。

    > 【Moodle基本講座】eラーニング学習管理システムのMoodleって何ができるの?
    > 【Moodle基本講座】Moodleのデフォルト機能でできること

    1-2. Moodleの始め方

    Moodleを導入する方法は大きく分けて「オンプレミス」と「クラウド」の二つになります。導入する方法によって、インストールの方法も異なります。それぞれの概要を簡単にいうと下記のようになります。

    ■オンプレミス
    サーバーやネットワーク設備、パッケージソフトなどのITリソースを自社内やデータセンター内に設置し、ユーザー自身が管理運用する方式のことです。

    ■クラウド
    クラウドベンダーが用意したITリソースをネットワーク越しに利用することです。利用量に応じて料金を支払うことになります。

    > Moodleのクラウドサービスのメリットと注意点

    オンプレミスの場合の始め方:

    • 1. Moodleの公式サイトから最新版のダウンロードを行います。
    • 2. ダウンロードしたファイルを解凍し、Webサーバーのドキュメントルートに配置します。
    • 3. Moodleのインストールファイル(install.php)にアクセスします。
    • 4. インストールファイルが実行されると、Moodleのインストールウィザードが表示されます。
    • 5. ウィザードに従って、必要な情報を入力し、インストールを完了します。

    クラウドの場合の始め方:

    • 1. Moodleのクラウドサービスプロバイダーを選択します。
    • 2. サービスプロバイダーのウェブサイトから登録手続きを行います。
    • 3. 登録が完了すると、Moodleのクラウドインスタンスが自動的に作成されます。
    • 4. インスタンスにアクセスし、必要な設定を行います。
    • 5. Moodleを使用するためのアカウントを作成し、学習コンテンツをアップロードします。

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    2. LMSとは?

    Moodleのような学習プラットフォームはLMSと言われます。

    LMSとは、Learning Management Systemの略称で、日本語では学習管理システムと訳されています。
    LMSはeラーニングで必要な受講者や教材、進捗、成績等の情報管理を一元的に行うシステムです。

    2-1. LMSの歴史と目的

    インターネットの発展によりオンラインでの学習( eラーニング)が身近になってきました。
    eラーニングでは教材をインターネット上に保存しておくだけで利用することができるので従来の教科書やCDなどに比べて、格段にコスト削減や情報更新を容易にしてきました。

    しかしインターネットというオープンな場にあることで大きく下記二つの問題点が生まれました。
    ・指定したユーザーだけが利用できるように、受講者を管理する必要がある。
    ・どの教材から始めるか、学習方針を各受講者に伝える必要がある。

    これを教材作成者や管理者が解決するのは困難です。なぜならインターネットのシステムやサーバー管理といった専門外の知識が必要とされるので、多大なコストと時間が費やされてしまいます。

    上記の課題を解決するためにLMSが開発されました。
    必要な機能をあらかじめ搭載し、簡単な操作で処理できるような「プラットフォーム」を用意すれば、管理者側は教材の作成や学習指導などに集中できます。

    ここでLMSの基本機能を受講者側と管理者側に分けて紹介します。

    <受講者側の機能>

    • ・eラーニング配信:
      「特定教材」を「指定した受講者」に「指定した期間」の配信し、受講させられる。対象や日時等の条件を指定しておくと受講案内を配信できる自動配信設定や会社の重要情報を取り扱う講義を受講する際には社内ネットワーク環境内でしか受講不可等のセキュリティ設定等様々な機能があります。
    • ・課題提出、テスト、アンケート:
      講義の事前事後の提出物を一括で実施、管理可能となります。
    • ・集合研修管理:
      受講者がシステム上で簡単に内容の確認や参加申請をできるのはもちろんのこと、事前にアンケートをとれたり、資料を添付できたり、従来の作業を一元管理することができます。

    <管理者側の機能>

    • ・組織管理:
      LMSの中に企業組織図を設定し、部署や部門等の対象者抽出を容易にします。
    • ・レポート作成、管理:
      LMS上でアンケートをとったり、レポートを提出させたりできる機能です。研修の実施後、アンケートを回収したり、レポートの課題を出したりするケースは多いかと思いますが、そういったものを集計、集約するのは手間がかかり、また、完了していない人への督促なども余計な負荷となります。LMSにアンケート・レポート機能があると、eラーニングや研修の受講が終わったタイミングでアンケートを自動的に配信することや、レポートをLMS上で提出させて一括管理することができます。

    2-2. 近年の傾向

    近年の傾向としてはソーシャル(コミュニケーション)機能が充実してきています。
    ユーザーのみが使用できるSNSのようなものです。学習は必ずしも教育担当者から一方向的に与えるものではありません。各自が持っている知識をシェアしたり、あるいは議論をしたりすることで双方の知見が深まることも学習と言うことができます。「ソーシャルラーニング※」といった言葉も注目されていますが、LMSの中でそれを実現できる機能を有しているものもあります。

    ※教える側と教えられる側の役割を明確化・固定化した一方的な教育ではなく、参加者同士がネットワークを通じてインタラクティブに教え合い、学び合う形態が特徴。企業においては、一人ひとりの社員が組織の中で、あるいは組織を超えて互いに知をシェア(共有)することにより、イノベーションの創出やパフォーマンスの改善が促されます。

    参考URL:
    > 特定非営利活動法人デジタルラーニング・コンソーシアム


    3. Moodleの導入で気を付けるべきこと

    ここまではMoodleの機能や特徴を紹介していきました。この章では実際に導入することになった際に気を付けることを3点に分けて紹介していきます。

    3-1. Moodleは本当に無料なのか

    オープンソースソフトウェアとしてGPL※の条件に従って無料で提供されています。使用するためのライセンス費用は不要です。
    Moodleを導入する場合、レンタルサーバーで使用する場合はサーバーコストかオンプレミスで運用する場合は、ハードウェアのスペック選定やミドルウェアのインストール等サーバーの技術的な知識を持つ管理者のコストが必要となります。

    ※GPL(GNU General PublicLicense)とは日本語訳では一般公的使用許諾と言って、ソフトウェアの利用許諾条件などを定めたライセンスの一つです。内容としては主に二つあります。①自由に利用、再配布、改変や派生ソフトウェアの作成・配布が可能である。②派生ソフトウェア(改変したソフトウェアあるいは一体化して用いるソフトウェア)についてもGNU GPLライセンスに基づきソースコードの公開、利用、再配布、改変等が定められている。

    3-2. オープンソースなのにセキュリティは大丈夫か?

    Moodleはオープンソースなので保守・運用はユーザーが対策を講じなければなりません。
    Moodleのサイトにセキュリティマニュアルもあり、常にアップデートもされますが完全ではありません。

    過去に見つかった脆弱性ではハッカーが試験や宿題の成績を変更したり、学習者のクラスへの登録や解除などが可能であったため、世界中のMoodleユーザーに影響を及ぼしました。
    参考記事(https://www.hackread.com/6-year-old-moodle-account-takeover-vulnerability/)
    > 【Moodle基本講座】Moodle のセキュリティ対策
    > Moodle 保守・運用

    3-3. 標準機能だけで活用できるか?

    標準機能だけで活用できるかどうかはデモサイトを立ち上げ、実際の動きを確認していきながら設定・機能をチューニングしていくのがオススメです。

    Moodleの標準機能が豊富にありますが、それだけでは実現が難しい機能はカスタマイズ※1・プラグイン開発※2を行う必要があります。

    ※1 カスタマイズ(標準機能の動作変更)の場合は、Moodle本体を改修するため、バージョンアップする際には改修部分を再適用する必要があります。
    カスタマイズ例:既に運用しているポータルサイトや他のシステムのユーザーデータと連携させたい、運用業務を効率化したい等々
    ※2 プラグイン開発(標準機能にない機能の追加)の場合、バージョンアップする際には簡易テストで移行できるため、影響を受けにくい
    プラグイン開発例:メールプラグイン(予約、問い合わせメール送信)、ログインメリット表示等々

    参考URL:
    > eラーニング・LMS(学習管理システム)比較4つのポイント | eラーニングブログ | eラーニング by ヒューマンサイエンス (hs-learning.jp)

    > 【Moodle基本講座】Moodleのデフォルト機能でできること
    > eラーニング・LMS(学習管理システム)比較4つのポイント
    > Moodleプラグイン・カスタマイズ

    学校・団体向け 国内実績No.1Moodle導入支援サービスのご紹介


    4. まとめ

    前章ではMoodleの導入で気を付けることを記載しました。
    もちろん自社だけでもMoodleを運用していくことはできますが、
    Moodleを最大限活用していくにはMoodleの公式パートナーの手を借りるのが良いでしょう。
    日本に置いてMoodleの公式パートナーは数社ありますが今回は豊富な実績をもつ株式会社ヒューマンサイエンスを紹介します。

    4-1. ヒューマンサイエンスとは

    ヒューマンサイエンスはMoodleの公式パートナー※です。2017年に、オーストラリアのMoodle本部より認定を受け、Moodle公式パートナーとなりました。Moodle の構築・開発のノウハウ・実績がある企業だけが認定されます。認定企業は世界各地に存在しますが、日本では、数社しか存在しません。
    そしてこれまで培ってきたノウハウと国内運用実績№1(プロジェクト:700件以上、企業・学校・団体:80事例以上)を活かし、Moodleの導入から運用支援までのトータルソリューションを提供しております。

    次からはヒューマンサイエンスの提供するサービスについて段階ごとに説明していきます。

    4-2. 導入設計

    <クライアントの状況をヒアリング・提案>
    お客様が行いたい教育フローを実現するためにMoodle設定を支援します。
    Moodleには豊富な機能があるため、使用方法を想定して、学習者にとって使いやすくいたします。 Moodleの設定により、機能を表示/非表示にすることができます。

    • ・要件定義
      eラーニング導入にあたってお客様が実現したいことをヒアリングし、仕様詰めを行います。
    • ・eラーニング運用業務プロセス構築支援
      eラーニング運用には、コース登録、ユーザーへの連絡、配信、効果測定など様々な業務が発生します。導入・運用を成功させるために、業務フローの構築をお手伝いします。
    • ・デモサイトの構築
      デモサイトを立ち上げ、お客様に実際のMoodleの動きをご確認いただきながら、設定・機能をチューニングしていきます。

    > Moodle導入支援・運用

    <Moodle構築>
    Moodleをインストールし、使用できる状態にします。
    オンプレミス(自社保有、自社運用)はもちろん、AWSやAzure等のクラウドへの構築も行います。
    ご使用中の既存システムからMoodleへのリプレイスも行っています。

    • ・ ハードウェアのスペックの選定
      利用者数や利用の仕方によって決定します。
    • ・ ミドルウェアのインストール
      apache(Nginx) php(php-fpm) postgresqlなどのオープンソースのミドルウェアをインストールします。
    • ・ Moodleのインストール
    • ・ Moodleの設定
      利用想定に基づきMoodleの設定をします。
    • ・カスタマイズ、プラグイン開発
      Moodleの標準機能だけでは実現が難しい機能を、カスタマイズ・プラグイン開発を行います。

    また、e-CoreLea(イーコアラー)というクラウドサービスも提供しております。
    Moodleがインストール・構築済みの環境をご使用いただけますので、お客様によるサーバ・ネットワークなど準備・構築、インストール・初期設定などは一切不要です。
    動画配信プラン、教材コンテンツ込みプランなどもございます。詳しくはお問い合わせください。

    > Moodle構築
    > Moodle クラウドパッケージ(e-CoreLea)

    4-3. 運用支援

    <使い方セミナー>
    Moodleの基本的な使い方についてセミナーを行います。
    Web会議システム(Zoomなど)での講義形式で1日5時間程度を想定しています。説明内容は事前準備・ユーザー登録・コース登録・小テスト作成・評定のダウンロード・アンケート作成

    <運用マニュアル>
    Moodleの使用方法についてチュートリアルマニュアルを作成します。
    > Moodle導入・セミナー・マニュアル

    <定期メンテナンス(バージョンアップ)>
    Moodleは、数多くのバージョンが存在します。
    ヒューマンサイエンスでは、バージョンアップをご支援しています。
    > Moodle バージョンアップ

    <問い合わせサポート>
    電話・メールでのMoodleのサポートサービスを提供しております。
    Moodleはオープンソースで無料であることが最大のメリットですが、保守・運用はユーザーの責任となります。
    主な内容は下記のようなものがあります。
    > Moodle 保守・運用

    • ・Moodleの操作に対するお問い合わせへの電話・メールでのサポート
    • ・お問い合わせ内容をレポートにまとめたものを月次報告書として納品
    • ・Moodleのバグについては、原因までの調査(修正は別途)

    ※Moodleの操作・運用に関するサポートはもちろん、頻繁にあるMoodleのアップデート
    それに伴うサーバ環境のバージョンアップなどの定期メンテナンス、新機能など新しい情報も提供します。

    > Moodle導入運用支援 よくある質問

    以上のことから、ヒューマンサイエンスはMoodleの導入から運用サポートまで行っていることが分かりましたが、さらに詳細を知りたい方は下記リンクから資料を入手することができます。

    > Moodle導入支援サービスの ご紹介 | 事例集・お役立ち資料ダウンロード|実績2,693件以上のヒューマンサイエンス (hs-learning.jp)

    ヒューマンサイエンスでは、お客様がeラーニングを導入・運用するためのさまざまなサービスを承っています。
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